氷の国の氷河が、永久氷壁に埋め込まれてもここまで凍りつくことはあるまいと思えるほどに硬直しまくっているところに、パンケーキを存分に堪能し、お風呂に入ってほかほか仕上げになった小人たちとたれたれ瞬ちゃんが登場です。


「氷河〜、もうお話済んだ?(ほかほか)」× 15

氷の国の氷河を閉じ込めていた永久氷壁は、小人たちの明るく元気な声で、ちろちろと溶け始めました。

「あ、ああ。お前たち、ずいぶん楽しかったみたいだな」
まだちょっと凍っている部分(おそらくハートだと思われます)はありましたが、なんとか声は出せます。

「うん♪ チョコレートいっぱいだったの」
「メープルシロップの泉で泳いだの〜」

「メ……メープルシロップ……?」

そ…それは、たれたれ氷河さんが●●に垂らしたら、たれたれ瞬ちゃんが積極的に○○○してくれたという、まままま魔法の液体のことです!
──と、地の文がどもっても仕方がありません。

いずれにしても、今や、氷の国の氷河にとって、メープルシロップはとっても妖しい××アイテムになってしまっていたのです。


「生クリームがお顔にたくさんついちゃって」
「舐め合いっことかしたよね〜」

「舐め……」
ク……クリームも、とても妖しい代物です(だから、地の文がどもってどーすると言うに!)


「ここんとことか、くすぐったいよね」
「8号はここ舐めるとふにゃぁ〜ってなるよね」
「だって、ぞくぞくってなっちゃうんだも〜ん」
「僕はここがダメかな〜」


「おっ……おっおっおっおまえたち〜〜っっっ !!!! 」

まるで、発情期にメスを獲得できなかった哀れなオットセイのような声をあげて悶絶しながら、氷の国の氷河は、小人たちの無邪気なウィークポイント談義を拝聴することになったのでした。