さてさて。 たれたれ瞬ちゃんからの元気になるケーキを受け取ったのは、氷の国の合体瞬ではなく、小人たちでした。 くーる宅急便が夜間配送指定されていなかったので、元気になるケーキは合体瞬が合体を解いている昼間に届いたのです。 小人たちは、クリスマスでもお誕生日でもないのに、どうしてケーキが送られてきたのかなんてことは考えもせず、素直に大喜び! 「わーい! たれたれ瞬ちゃんのケーキだーっっ !! 」 と喜びの声をあげたそばから、 「むしゃむしゃむしゃむしゃ ぱくぱくぱくぱく はぐはぐはぐはぐ」× 15 あっ☆ という間に綺麗に食べ尽くしてから、はっ☆ と我にかえり、 「あ、氷河の分がなくなっちゃった……(どよ〜ん)」× 15 けれど、小人たちのいいところ(?)は落ち込みが長続きしないところです。 小人たちは、すぐに気を取り直しました。 「で……でも、ほら、たれたれ瞬ちゃん、レシピもつけてくれたから!」 「おおおおおおおおおっ !! 」× 15 「さすがはたれたれ瞬ちゃん!」 「たれたれ瞬ちゃんは、こうやってたれたれ氷河さんを元気にして、いっぱいいいことしてもらってるんだね!」 「僕たちも見習おう!」 「そうだ、見習おう!」 「氷河の分のケーキは僕たちが作ってあげればいいんだよ!」 「そうだよ。だって、僕たちの氷河のケーキなんだもん !! 」 「おーっっ !!!! 」× 15 なにしろ、たれたれ瞬ちゃん特製の元気になるケーキを食べたばかりですから、小人たちは元気いっぱいです。 けれど、そうしてできあがったケーキは……。 ま…まあ、ケーキなんて、レシピ通りにできあがることの方が珍しいですよね♪ |