愛の往復書簡

〜氷の国からあったかい国へ 3〜









たれたれ瞬ちゃんへ


いつも美味しいケーキをありがとう。

僕たちは、『ゆんけるすたー』なんて魔法のジュースより、たれたれ瞬ちゃんのケーキを食べてる方がずっと元気になりますv

でも、イチゴの花飾りケーキは、あんまり綺麗だったので、僕たち、ちょっと食べるのをためらっちゃった。
食べたいけど食べれなくて、ケーキの周りで悩んでいたら、僕たちの氷河がカメラでケーキの写真を撮って、それを大きなポスターにしてくれました。
僕たち、毎日たれたれ瞬ちゃんのケーキを眺めて幸せな気分になっています。

でね、氷河と僕たちは、あのポスターを下絵にして、デンマーク刺繍でタペストリーを作る計画を立ててるの。できあがったら、たれたれ瞬ちゃんとたれたれ氷河さんにプレゼントするんだv


僕たちの氷河の刺繍の腕は最高なんだよ。
氷河は、小人の僕たちのぱんつやシャツに刺繍をしてるうちに、どんな細かい刺繍もできるようになったんだって。
デンマークやコペンハーゲンの刺繍博物館には、氷河の傑作が飾られています。
僕たちが遊んでたり、眠ってたりする図柄の刺繍なの。
僕たちも針に糸を通すのを手伝ったんだv


でも、氷河は、宇宙遊泳の方はあんまり得意じゃないみたい。
たれたれ瞬ちゃんからのお手紙を読んで、
「●●を持ち上げて、×××の格好 !? しゅしゅしゅしゅ瞬にそんなことをさせていいのかっ !? ▽▽▽を◎◎に■■て来て、その続きはどーするんだっ! 俺はその先をどーすれバインダーっ!」
と、雄叫びをあげていました。

あんまり氷河が困ってるみたいだから、何か解決の糸口になるかと思って、4号が実際に13号の●●を持ち上げて、×××の格好をさせてみたんだけど、それを見た僕たちの氷河はパニックを起こしてしまいました。

「やややややめてくれー !! 」

って、あんまり大きな声を出すから、僕たち、びっくりしちゃった。
何がそんなにショックだったんだろう?
ほんとに変な氷河です。


でも、どんなに変でも、僕たちの氷河はカッコいいんだ!
僕たちの氷河は、
「氷河は僕たちのこと好き?」
って聞くと、
「世界でいちばん」
って答えてくれるけど、前に同じことたれたれ氷河さんに聞いたら、たれたれ氷河さんは、
「俺の瞬の次くらいに」
って答えたんだよ。
だから、たれたれ氷河さんも僕たちには2番目です。
僕たちの氷河が1番です。

いいよね、それでも。


ああ、また氷河が呼んで――