愛の往復書簡

〜氷の国からあったかい国へ 7〜









たれたれ瞬!

いや、たれたれ瞬ちゃん !!
違う、たれたれ瞬様っっ !!!


君は天使だーっっ !!
俺の愛の女神だー !!
俺は……俺は……こんなに心優しい人に巡り会えて、ほんっとーに幸せだーっっ !!

君がいなかったら、俺は、闇夜のカラスが運んできた黒い紙に墨汁で書かれたブラックリストを黒いサングラスをかけて停電の夜に読んでいるような人生を送ることになっていたに違いない!
君がこの世に存在してくれたおかげで、今、俺の人生はお花畑の様相を呈している !!


小人たちがマフィンの間を行ったり来たりしてパンケーキを探している間に、俺はこっそりメープルシロップと君からのメッセージを受け取ることができた。
君の書き間違いがなかったら、小人たちが素直に俺にメープルシロップを渡したとは思えない。
全ては天の采配、いや、もしかしたら、これも君の思い遣りなのだろうか。


そして、そして、そしてっっっ !!

大成功 !!

俺の瞬は別にそれがイヤだと思っていたわけでも何でもなくて、まるっきり、そーゆー行為がありえるということに気付いていなかっただけらしい(俺はいつもしてやってるのに!)(いや、まあ、そこが可愛いから許すが〜vv)
俺の瞬は、メープルシロップに目を輝かせて、むにゅむにゃもにょ……。

瞬は、最初のうちは、
「美味しい〜v」
と喜んでいたが、そのうち、
「面白〜いv」
と言い出した……。

どーも、微妙〜に、俺の考えていた妖しく色っぽい雰囲気とは違うんだが、明るく楽しい××もなかなかなかなかなかなかなかな〜♪♪


あああああ、すまない。
感激のあまり、ちゃんとした言葉が出てこない。

とにかく、俺は、君に感謝の言葉を伝えたかったんだ。
まったく、たれたれ氷河は恵まれた男だ !!


ありがとう!
本当にありがとう !!
俺は、君から生きる希望をもらったんだ !!
感謝してもしきれないほど、感謝している!


君のタペストリーは、当初の予定より大きい畳3枚くらいのスペシャルサイズにすることにした。
この際だから、たれたれ氷河の図案でベッドカバーも作るつもりだ。

俺ごときに力になれることがあるとも思えないが、もし君に何か困ったことが起きたら、すぐに連絡をくれ。
たとえチョモランマの頂にいようと、アリゾナ海溝の底にいようと、俺と俺の瞬は必ず君の元に駆けつけるだろう。

本当に本当にありがとう !!




たれたれ瞬様へ



君のおかげで幸せになれた氷の国の氷河より