さあ、疾風怒涛の3時限目の開始です !! ──と、威勢よく言ってはみましたが、嵐の前のそよ風が、なんだかちょっと恐い氷の国の野原です。 「では、次の問題に進むが……」 たれたれ氷河さんはそう言ってから、一抹の不安をその眼差しに宿らせつつ、ちらりとたれたれ瞬ちゃんを見ました。 その視線を受けて、たれたれ瞬ちゃんがにっこり微笑みます。 「はい、これでしょv」 たれたれ瞬ちゃんは、天使のように無邪気な瞳をして、たれたれ氷河さんのノートパソコンを取り出し、レジャーシートの上に置きました。 そして、にこにこしながら、そのノートパソコンをパカッ☆ と開けました。 そこには……。 |