氷の国の氷河は、ぱんつの大切さを知っています。
特に小人たちのぱんつの大切さを知っています。

小人たちのぱんつは、小人たちのすべすべの肌に直接触れる、とてもデリケートなもの。可愛い小人たちには、いつも可愛くて清潔なぱんつを穿いていてほしいと、氷の国の氷河は思っています。

ですから、小人たちの穿くぱんつは、氷の国の氷河お手製。
氷の国の氷河は、毎晩、小人たち用のぱんつをちーくちく縫って、可愛い刺繍までしてあげるのです。

ハギレ屋さんに出掛けていって、肌触りのいい布を買ってきて(もちろん、布は木綿です。小人たちのぱんつはシルクとかではいけません)、小さな小さなぱんつを手縫いで15枚。
夜なべしてできあがった15枚のぱんつをずらりと並べて、目をしょぼつかせながら、
「ふう、やっと15枚できた。今度のぱんつの刺繍は、特にうまくできたから、きっと小人たちも喜ぶだろう」
なんて言うのです。

深い愛情がなければできることではありません。






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