かくして、星矢ネット界は、空前にして絶後の活況を呈することになったのである。
そして、沙織は、その活動の全容を把握し、各サイトの動向はアテナ沙織の管理・監督下に置かれることになった。


ファンやサイト管理者たちの自由を極限まで認め、その自主性を尊重しつつ、それでも、帝王学を修めた(ほんとか?)沙織の統率力には余人の追随を許さぬものがあった。
星矢ファンはすべからくアテナ沙織の元に集い、彼女に忠誠を誓い、彼女に命を捧げる決意を公言する者も多数出現する始末。




沙織は、ネット界でも、人々に幸福と希望と平和と夢を与える至高の女神だった。

アテナ沙織の君臨する星矢ネット界は、かくして、確実な発展と永い平和が保たれることになったのである。






めでたしめでたし






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