22222カウント記念小説


22222カウントをGETしてくださったのは、みしぇさん。


お題は、

『 サナトリウムを舞台にした、病弱な少年瞬と健康人氷河のお話。
これでもかー!! ってくらいのえっちにしてください。
いちばんのテーマは“えっち”です!』


とのことでした。



みしぇさん、リクエスト、どうもありがとうございます〜♪♪

いつもお世話になっておりますー!!


で。

ははははは。
さすがはみしぇさん、大胆なお題!
すがすがしくて、心洗われるように潔いお題でございます!!

なーのーにー;;
私の方はすがすがしくもなければ、潔くもない;;

うーん、うーん、うーん。
これは、どう考えても、みしぇさんのご期待には応えられていないような気がする……(『気がする』じゃないだろー!)
話全体に占める割合としては、そのシーンは、いつもより長いとは思うんですが、だから、いつものえっち話よりえっちかと言うと、うーん、うーん、うーん。


えー、唐突ですが、ここで、いち文章書きとしての、えっちへの心構え……というか、私なりの考えというかを申し上げますとですね、えっちをハードに見せる手法には、2つの方法があると思うのです。

一つは、超具体的描写。
もう一つは、読み手さんの妄想力をかきたてる書き方。つまり、『隠す』ですね。

即効性(?)があるのは、なんと言っても具体的描写の方です。
擬音や喘ぎ声を駆使し、指がどこそこに忍び込んでどういうふうに悪さをしたとか、そういうことを事細かに描写する。
文章では、特に喘ぎ声は有効です( 擬音の方は、私は、女性向けの本の場合は、文章より絵付きの方がいいような気がする。それも少女マンガ風の綺麗な絵。劇画風の絵に擬音がついたら、女性はうげげげげ〜;; 気分になると思うです)。

もう一つの妄想力をかきたてる方は、シチュエーションの方に凝って、具体的行為の描写は程々にしておく。
あるいは、一部分だけ克明に描写して、あとの部分はぼかす。
これは、読み手さんの妄想力が優れていればいるほど有効ですが、読み手さんが清らかなココロの持ち主だったりすると、空振りに終わることが多い。
でも、設定・シチュエーションをしっかり事前に説明しとけば、たとえば、『二人が寝室に入っていった』の一文だけでも、読み手さんはかなりのとこまで想像してくれると思う(……のですが、いかがでしょう?)。

普通は、この二つの手法を適度に織り混ぜて、ひとつのえっちシーンができあがります(最初から最後まで克明描写するのは、かえって中だるみを感じさせると私は思う)。

あとは、読み手さんの読む速度を計算して、ほどよいところにクライマックスシーンを持ってくる。
↑ ここがちゃんとヤマ場になっていないと、読み手さんはカタルシスを感じない上、中途半端な燃え尽き症候群に陥るでしょう。


……と、ここまで書いて、自分は何を書いてるんだろー? と我にかえってしまった。
こんな前振り文があるかーっっ!!

つまり、私の言いたいことはですね。
それなりに効果的と思われるえっち書き手法は、それなりに自分の中にあるのですが、それらを実際に書く時には必ず、羞恥心 及び ストーリーの都合という邪魔が入る――ということなのです。

要するに、結論は!
『みしぇさん、すみません。私、撃沈してしまいましたー!』 
……です。

この話の中のえっちシーンは、多分、全然えっちになってません;;
ああああああああ。
ほんとにほんとにすみません〜;;


ちなみに、文中出てくる雪笹のお花は、 こちら
タイトルの『風立ちぬ』は、 堀辰雄の小説からきています(呆れたことに、なんと私は読んでいない!)。  





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