「氷河は、小人さん探しの天才かもしれないね」 嬉しそうにそう言って、瞬ちゃんは、拾い集めたお菓子の中からキャラメルを一粒、ロシアのお友達の口の中にぽんっ☆ と入れてあげました。 「あれ、キャラメルが1個たりない」 「どっかに転がってったんだろ。次の小人を探そう」 「あ、うんv」 ロシアのお友達は急いでいました。 とにかく、ロシアのお友達は、その命が尽きる前に、愛する瞬ちゃんのために、全ての小人さん彫刻を探し出さなければなりませんでした。 そして、ロシアのお友達は、自分の体力には限界があり、自分の命には終わりがあることを知っていたのです。 |