ロシアのお友達の幸運と小人さん探しの才能は、怪我と痛みの代償なのでしょうか。
自分の身長の10倍以上も高いテーブルから落下して、またまたロシアのお友達はズタボロです。

「氷河……もう諦めようよ。これ以上、氷河の怪我が増えたら、僕……」
ここまで痛々しいロシアのお友達の姿を見せられると、小人さん人形ゲットに燃えていた瞬ちゃんにも、これ以上の挑戦は無謀なものに思えてきます。

けれども、ロシアのお友達は、辺りにぶちまかれたお菓子の間で、首を横に振りました。
「信じて貫けば、夢はきっと叶う! 叶わぬは人の為さぬなりぬね濡れ手にあわわ。俺は決して諦めにゃろめ」

ロシアのお友達が言っていることはめちゃくちゃな上、死語も混じっていましたが、瞬ちゃんには、ちゃんと意味が通じました。
数々の冒険と怪我を経て、究極にまで燃え上がった2人の愛の小宇宙は、以心伝心状態にまで高まっていたのです!



残る彫刻はあと、あと4つ!
残された時間は、結構ある。

決意も新たに、再び立ち上がった二人!
ロシアのお友達の足元は、けれど、ふらふら。

なんだか危なげなロシアのお友達の足元を、すすすすすすすっ☆ と走り抜ける謎の影。


果たして、ふたりの運命は !?
ふたりは、勝利の凱歌を歌うことができるのでしょうか !?


血の汗流せ、涙を拭くな
ゆけゆけ氷河〜 どんとゆけ〜♪♪






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