古代オリンピックの火が途絶えて1500年の時が流れた1892年。 フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵が、オリンピック復興の構想を世界に訴える。 彼の構想と理想は、世界中の国々の賛同を得ることに成功し、1896年、記念すべき第1回大会がオリンピックの故郷であるギリシャのアテネで開催された。 クーベルタン男爵は、 『オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、参加することである。人生で大切なことは、成功することではなく、努力することである』 と言っている。 彼が掲げたオリンピック開催の目的は、『スポーツを通じて青少年を教育し、世界を平和に導くこと』。 実現できるかどうかは問題ではない。 オリンピックは、その目的の実現のために、全世界の人々が努力するイベントなのである。 Fin.
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