かごとり






       目を閉じて、愛しき君
       世界がその目に映らないように
       私たちでないものが
       私たちの側に 近くあり過ぎる
       私たちだけで存在したい
       周囲の世界を抹消して
       愛はすべてを示現する
       だから、その目を閉じて──



written by Par Lagerkvist



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