Bさんには、いつもお世話になっております。 リクエストどうもありがとうございました! さて、そういうわけで、今回のお題は『寝言』です。 私は寝言自体をあまり言わない人間らしく、面白い逸話の一つも持っていないのですが、寝言で有名な人というと、かのナポレオンがいますね。 ある日、うたたねをしていたナポレオンを目覚めさせようとした従僕が、彼の鼻先にチーズを差し出したところ、そのチーズの匂いを人体の某所の匂いと勘違いしたナポレオンが、 「ジョゼフィーヌ、今日は(アレは)駄目だ」 と言ったとか言わなかったとか。 チーズの種類にもよるでしょうが――というか、覚醒を促すために使おうとしたくらいなんですから、従僕さんは相当刺激臭のあるチーズを用いたものと思われますが、フランスの艶笑話って妙に生々しい; 同じラテン系(イタリア)で、これは寝言ではありませんが、男性二人がえっちの仕方は何通りあるのかを話し合う小話がありますね。 a氏「20通りだ」 b氏「21通りだろう」 a氏「21? そんなはずはない」 b氏「いや、21通りだ。まず、いちばん普通のやり方だろ。それから……」 a氏「あ、それを忘れていた」 ――というもの。 (↑ 今回の話には全く無関係;) ところで、氷河と瞬ちゃんの寝言の代表格というと、何と言っても、氷河の場合は「マーマ」、瞬ちゃんの場合は「兄さん」なのだと思うのですが、実際のところはどうなんでしょうね?(『実際のところ』というのは、二次創作の現場での話) 代表格(既出)と思い込まれて誰もに避けられるネタというのも世の中には存在するでしょうから、それでいってみるのもよかったかも……と、話を書き終えてから思った私です。 それと、話中で、瞬ちゃんが読んでいるルコント・ド・リールは、『亜麻色の髪の乙女』の詩を書いた人です。 というか、むしろ、その詩でドビュッシーに『亜麻色の髪の乙女』の曲を作らせた人――と言った方がいいのでしょうか。 こちらさまに訳したものがありましたが、やっぱりこういうものは原詩に当たらないと本当の良さはわからないものなのでしょうか。 上田敏とかにはかなり高い評価を受けている詩人さんのようなんですが、上田敏は彼の訳詩自体が格調高すぎる芸術ですから……。うーん? あと、書いていて不安になったこと。 もしかして、『二枚目』『三枚目』という言葉は既に死語ですか? そんなことありませんか? 最近、自分が普通に日常で使う言葉が会社の後輩に通じないことが重ねてあって、少々戸惑い気味。 先日、阪神が優勝した話をしている時に、 「そういえば、野球マンガに『ドカベン』ってありますけど、どういう意味なんですか?」 とか訊かれた時には、ショックを受けてしまいました。 (『ドカベン』=『土方弁当』の略で、一部が差別用語だからなのかな? とも思いましたが、水島新司さんの『ドカベン』って今でも普通に本屋さんで売られてますよね?) で、私の方は、『コンプライアンス』だの『ファシリテーション』だのの横文字の意味がわからなくて困るわけです。 こんなにコミュニケーションが難しくて、いったい日本の未来はどーなるんだ! (会社的には、私が知らずにいる事柄の方がより重要な問題ですね。ドカベンは知らなくても、企業は動きますし) 一応、書いておきますと、 【二枚目】 歌舞伎の役柄で、主に恋愛場面を見せる美男の立ち役。 江戸時代の劇場で、表の看板の右から二番目に名が書かれたところからいう。 また一般に、演劇・映画などの美男役。 【三枚目】 歌舞伎の役柄で、道化方(どうけかた)のこと。 看板や番付で三番目に名が書かれたところからいう。 転じて、演劇・映画などでこっけいな役をする俳優。 リアル放映時に生まれていた星矢ファンの方なら大丈夫……とは思うんですけどもー。 にしても。 今回は、Bさんのために かっこいい氷河を書こうとしたんですが、私はどこで何を間違えてしまったやら。 多分、この話の『Fin.』のあとの氷河は、余裕ぶっこきで二枚目路線を突っ走るのだと思うのですが、その部分を書かないんじゃ話になりません。 本当に本当に申し訳ないです。 まあ、でも、『かっこいい』の定義も人それぞれですからね〜(←とても卑怯) Bさん、リクエストどうもありがとうございました! & 氷河は何しててもカッコイイですよね!(←ほんとに卑怯) そそそそそそんな卑怯な真似をしてしまった私なのに……。 Bさんから、寝言氷河のイラストをいただきましたーv 「服を着ている瞬ちゃんを描いたのは これが初めて」というBさんのお言葉にのけぞりつつ、ありがたく飾らせていただきます。 Bさん、どうもありがとうございましたー! 2005/10/18 追記
|