467000カウント記念小説


467000カウントをGETしてくださったのは、akoyandouさん。


お題は、


「黄金聖闘士たちに可愛がられている瞬くんを見て、嫉妬した氷河が『瞬は俺のもの』宣言をするが、相手にしてもらえない。そこで氷河が秘策を練る話」

「秘策を実行するために、一輝兄さんと手を組んでいる氷河が見られると嬉しいです。
こんなことを書いていますが、自分では まったく秘策は思いつきません」

――とのことでした。

akoyandouさん、リクエスト、どうもありがとうございました!


さて、そういうわけで、瞬が黄金様方に可愛がられている話――です。
なのですが、実は今回は、私はほとんどストーリーを考えていません。
いただいた お題を、ほぼそのまま なぞっただけです。
akoyandouさんは、「自分では まったく秘策は思いつきません」とおっしゃっていますが、何をおっしゃるやら。
『秘策』は ばっちりリクエストメールに書かれているではありませんか。
私は素直にakoyandouさん ご提供の秘策を採用させていただきました。
(いただいたアイデアを書き手のアレンジなしで、そのまま丸々使わせていただいていいのだろうかと、迷うことは迷ったのですが……)

ところで。
464000カウントリクエスト話の前振ページでも書かせていただきましたが、今回akoyandouさんからいただいたリクエストメールを拝読して 私が最初に思ったことは、
「そっかー、やっぱり 世間の方々は、瞬ちゃんが愛され、もてている お話が好きなのね〜」
ということ。
そして、私が 氷瞬ファンの方々のニーズに全く応えることができていないという切ない事実。

私は、『複数の人(瞬+α)に もてている氷河』『複数の人(氷河+α)に もてている瞬』を書くのが苦手です。
(嫌いなのではなく、苦手)(もっと はっきり言いますと、“ヘタ”)
氷河や瞬が、複数の人に もてるためには、氷河と瞬以外のキャラを出さなければならないわけですが、私はキャラの書き分けが苦手――というか、登場人物が多くなると、うまく話をまとめることができないので。
1:1の話なら、極端なことを言えば、登場人物の二人だけで話を書くことが可能ですからね。 
その方が断然 楽なわけです。

それに、何と申しましても、私は氷瞬ファン。
氷河と瞬ちゃんには幸せでいてほしいのです。
人が恋愛の次元で幸せを感じるのは、何といっても 自分が誰かを好きでいる時でしょう。
誰かを好きでいる時の、あの浮き浮きする気持ち。
10代の、まだ恋に慣れていない頃の恋においては なおさらです。

幸せ度でいうなら、絶対に、
『 愛している自分 > 愛されている自分』
だと思う。
自分が誰かに愛されていることを幸せだと感じるのは、『自分を愛してくれている人 = 自分が好きな人』だった場合に限られるのではないでしょうか。
興味ない人に好かれても ちょっと困るというか、
「すみません。私は、自分の時間と心を、私の好きな人のため(だけ)に使いたいんです」
という気持ちになる。
(あくまでも、恋愛の次元に限った話です)

そういうわけで、恋愛の次元における最上の幸福は、『1:1の相思相愛』と信じて疑わない私だったりします。
(もちろん、であればこそ、そうでない場合にドラマ(=ストーリー)を編むことができるわけですが)

何はともあれ、そんなふうに『氷河 もてもて話』『瞬 もてもて話』を書くのが苦手(ヘタ)な私は、akoyandouさんからリクエストメールをいただいた際、いつもの通りに逃げ道を探したのです。
思いついたのは、
「『可愛がる』を『痛い目にあわせる。手荒く扱う』の意味で解釈した話を書くのはどうだろう?」
でした。
ですが、それをやってしまいますと、氷河の『瞬は俺のもの』宣言が『瞬を痛い目にあわせていいのは俺だけ』宣言になってしまう。
氷河がその宣言を実行に移したら、彼は必ずや瞬からの返り討ちに合うことでしょう。
さすがにそれはまずい。
かくして、『可愛がる=痛めつける』で解釈した話を泣く泣く諦めた私は、覚悟を決めて 13角関係話に挑戦したのでした。

ところで、今回の話。
作中の黄金様方の言葉使いが正しいのかどうか、実は私はよくわかっていません。
違和感がありましたら、どうぞお許しください。
瞬ちゃんと黄金様って、あまり接点がないので、私は黄金様方のことを深く考察したことが ほとんどないのです。

黄金様方は特異な言動に走る方々が多く、私が「彼なら理解できる(かもしれない)」「彼となら わかりあえる(かもしれない)」と思えるのは、バラン様くらいのもの。
バラン様はいいですねー。
友人としても、恋人としても、夫としても、上司としても、部下としても、文句なし。
全人格的にバランスがとれていて、どっしりした安定感があります。
(人格的に申し分なく、安定感にも優れているということと、その人で面白い話を書けるかどうかということは、全く別のことだったりしますけど)

――と、私の好みはどうでもいい。
そういうわけで、今回のお題は『黄金聖闘士たちに可愛がられている瞬』だったわけですが、作中の瞬は、(一応)もててはいるけど、可愛がられてはいない――ような気がして、私は 自分がリクエストの内容に十分に応えることができていないのではないかと、かなり不安だったりします。
苦手なりに、ヘタっぴなりに、精一杯頑張った結果がこれなのだということで、akoyandouさんには寛大な お心でお許しいただけましたら幸いです。
akoyandouさん、リクエスト、どうもありがとうございました!






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