一輝 「(目を血走らせて)ら…来年こそは……来年こそは、別れさせてやるっ! 今年の俺は手ぬるかった!」
紫龍 「確かに」
星矢 「甘かったよな〜」
一輝 「(二人の評価にちょっとムッとして)し…仕方なかろーが! そんな、くっついてすぐ別れるようなことになったら、瞬がかわいそうじゃないか!」
紫龍 「……貴様もなかなか健気なんだがなぁ」
星矢 「でも、来年って言ってもさあ、きゃわの奴、このシリーズの月次連載やめるつもりらしいぜ〜」
一輝 「なにぃ!?」
紫龍 「ディルムンの続きか、氷河と瞬ちゃんシリーズの大学編か、何を始めるのかは決めてないらしいが」
星矢 「とりあえず、今たまってるお題を片付けてから決めるってさぁ」
紫龍 「始まってみたら、雪の小人さんシリーズだったりして」
星矢 「やりかねないよなー、あのオンナだと」
紫龍 「チューリップ畑の野望シリーズもあったぞ」
星矢 「知ってるか? きゃわの奴、チューリップ畑の掲示板を見て、毎日ネタ帳にネタを2つはメモってるらしいぜ〜」
紫龍 「彼女は単語一つで妄想モードに入れる変人だからな。何がどうなったって、どのシリーズが始まったって、中身は大して変わらんくせに」
星矢 「まあ、天地が引っくり返っても、瞬が攻めってことはないよな」
紫龍 「そーゆーことだ」
一輝 「…………ないのか」
星矢 「へ?(『瞬攻めが?』と驚いて)」
一輝 「瞬とあの毛唐がただのオトモダチという話はないのか」
星矢 「(ほっ☆と安心して)それって変じゃん。ただのオトモダチがなんで一緒に寝るんだよ?」
一輝 「だから、寝ない話はないのか、あの二人がっ!!」
紫龍 「まあ、俺の察する限り、単発の短編ならともかく、シリーズものでは無理だな。××シーンなしで、間をもたせる方法を知らんのだ、我々の親は」
一輝 「(『そんな理由で我が最愛の清らかな弟が…!』と苦悶しつつ)××なしでも、素晴らしい作品を書いているもの書きはいくらでもいるだろーが! さとうさとるとか、まつたにみよことか」
星矢 「(一輝の愛読書(?)に感動しつつ)××ありで傑作書いてる作家もいるじゃん」
一輝 「そんなヤツがどこにいるっ!?」
星矢 「どこに……って……(愛読書がWジャンプの星矢にはわからないので、紫龍に救いを求める)」
紫龍 「あー、サドとか、D.H.ロレンスとか」
一輝 「どっちも発禁本作家だろーがっっ!!」
紫龍 「傑作には違いあるまい。まあ、我々の親には、発禁になるほどのものは書けないさ。なにせ、氷河×瞬は少女マンガだ。そう考えると、おまえは幸運だったな、一輝。きゃわが氷河×瞬でいる限り、彼女はハードやおいは決して書くまい」
一輝 そーゆー問題じゃない〜〜〜っっっ!!!

(リンかけ風に)一輝、脳の血管が切れて、聖なる夜に昇天。
享年……何歳だ?






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