池に映った者の姿が
   しばしば われらの世界から消えようと
   その姿をば忘れるな

   二重の国で 歌声が
   初めて やさしく
   永遠とわとなる




生と死は、さほど厳密に分かたれているものではない。
心はいつでも自由に、行きたいところに飛ぶことができるのだ。






Fin.




生きている者はみな〜 ライナー・マリア・リルケ 『ドゥイノの悲歌』より
二重の国で歌声が〜 『オルフォイスへのソネット』より



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