氷河。
あしたは、シベリアにいく日ですね。
マーマは 氷河に おてがみを かけなくなります。
ごめんなさい。

すぐそばに 氷河への おてがみを書けないマーマがいるのに、マーマから おてがみがとどいたら、氷河は へんなきもちになるでしょう?
だから、マーマからの おてがみは、これがさいご。

マーマは、氷河が つよくて やさしい子だということをしっています。
氷河は きっと、くろすをてにいれて、りっぱなせいんとになれるでしょう。
はなればなれになる おともだちとも、また あうことができるでしょう。
もしあえない おともだちがいても、かなしまないで。
そのこも、さいごまで いっしょうけんめい がんばったのだと おもってあげてください。

氷河は どんなことがあっても、ぜったいに くじけない子だということを、マーマはしっています。
シベリアにいっても、ずっとげんきでいてください。
げんきでかえってきてください。

さようなら、氷河。
いつまでも、いつまでも、大すきです。






Fin.






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