カトマンドゥ大学音楽学部




さて、タカギ君は8月までの間、まさに浪人なのでした。
バクタプルという古いネワールの町に、ドイツ人の民族音楽研究者がたてた「カトマンドゥ大学・音楽科」に入学する予定なのですが、ここに正規に入学すると3年で学位が取れて、卒業論文を提出すると学士号が取れるんですって。タカギ君は聴講生になる予定だから学士号とは無縁だけど。

一度見学にいったのだが、いや、やはりドイツ人がやることはすごい。


←入学案内パンフレットの写真


(というか、去年までいたビソバサ大学がお粗末すぎるんだけど)とにかく大学らしい大学でした。学生専用スタジオ、音楽資料室、図書館、民族楽器の展示、練習室、etc.。ネワールの古い町の中にどっぷりと浸かってじっくりと音楽について研究したい人なら堪りませんなあ。しかし、タカギ君は住むならカトマンズがいいし、正規留学するほど金もないのでここには月・金の週2回、実技科目のみの聴講生として登校します。

タカギ君は本来ボーカリストなんだけど、楽器として興味があるのはドーラクという両面筒型太鼓なのです。乾いた太鼓の音が日本の和楽器にも合いそうで、今からワクワクしてます。そして、ここでたくさんの音楽仲間を増やして一気に怒涛のレコーディングにも連れ込む予定なのでした。ああ、たのしみ。うふふ。なんて贅沢な人生のひととき。今は学長がドイツにいっていて、願書にサインをしてくれる人がいないから入学手続きが出来ない、と言われたのだけど、新学期は8月から始まるのに、8月になって願書出してもいいのか?といぶかると、「ノープロブレム!心配ないデース」とネパール語で言われました。こういうところはやっぱりネパールですな。