「ヤヤ、もうこれ以上放っておくことはできん。(-_-;)」
1999年12月6日




解説:ダサインのお祭りが終わってから(10/20〜)のカトマンズは、本格的な乾期へ突入した。旅行雑誌の平均降水量の表によれば、11月から4月まではほとんど雨が降らない。11月・12月なんて降水量1ミリですよ。とにかく空気が乾燥してくる。水不足が深刻化する。しかし朝晩の冷え込みは日本並み。ここで持ち上がるのが「お風呂の問題」。

 タカギ君のうちにはギザ(給湯器)があるので、スイッチオンから約30分で熱いお湯がでてくるのですが、クラスメートの下宿先にはそういう高価なものは無いようなので、ほとんどがソーラー(太陽の熱による温水を出す装置)に頼っています。したがって、日照時間が短くなる冬には、ホットシャワーでの沐浴が困難になる、というわけです。夏ならもちろん水でも結構いけるんですがね。ソーラーによる温水での沐浴が可能なのは、日が沈むまでの間。遅くとも5時ぐらいには済ませておきたいところ。しかし、その時間帯に家にいられればいいが、課外活動が盛んな人はなかなか難しい。

 そういうわけで、日没後に沐浴する場合は、バケツ一杯のお湯をシャワールームに持ち込んで、水と混ぜながら短時間で効率よく沐浴をしなくてはなりません。タカギ君のうちにはギザはあるけれど、「入るぞ!」と思ってから30分待たなくてはならないのが、出鼻をくじかれるようで気乗りしないのね。「やっぱ水を大切にしないと」という大義名分と、「(シャワールームを)出たあと(体が温まってなくて)寒いから嫌だなあ」という思惑が複雑に絡み合って、最近は週1.5回の沐浴が定着してしまいました。ウヘー、おまえ一週間に1.5回しか風呂はいんないのかよ。バッチー、エンガチョ指切った。……という声が聞こえてきそうですが、下着は替えてます。ちなみに。

 ここで、気候の話になるのですが、乾燥しているせいか、自分の体臭や汗が気になる、ということがほとんどないのですね。このへんが日本と大きく違うところでしょうか。目安は髪の毛。埃と汗と脂にまみれて、どうにもならなくなったときがカラータイマー点滅時。……これ以上、自分を放っておくことが出来ない、という自己愛に目覚めたときの一言。