モモの作り方、大公開


レシピ提供:五反田「クマリ」レストラン

モモは、チベット風の蒸し餃子。ネパールの定番料理です。

モモ(5人分・30個)

モモの具の材料(材料はすべて皮をむいた状態の重さ)
タマネギ 400g/ 鳥モモ肉のミンチ 250g/ にんにく 4かけ
ショウガ 20g/ 黒胡椒 5g/ 旨み調味料 少々/ 塩 少々
ターメリック 少々/ ガラムマサラ 少々


*材料のココがポイント!
1 モモの中に入れる肉は、ネパールでは水牛の肉が一般的ですが、ほかにも、豚、鶏肉、マトン、牛肉、どんな肉でもオッケーです。ただ、
油分が少ないと、蒸した時に具が縮んでしまうので、ミンチを買うときは出来るだけ脂身の多い部位を買いましょう。お店でミンチしてもらえるならば、「鳥モモ肉250g。皮も入れてミンチしてください」と言えばいいでしょう。

2 ターメリック・ガラムマサラ等のスパイスは、最近はスーパーの香辛料コーナーでも手に入りますが、どうしてもなければ、入れなくてもいいです。スパイスを入れると、モモがよりネパールチックになるというだけで、なくても十分イケます。

3 モモはアチャールというソースにつけていただきます。モモの具には、塩を入れすぎないように。

4 旨み調味料は、味の素とか、本だしとか、コンソメとか、そういうものを指します。


作り方:
1 タマネギをできるだけ小さいみじん切りにする。
2 にんにく、ショウガをすりおろす。
3 鳥挽き肉の中に、タマネギ、にんにくショウガを入れる。
4 調味料をすべて3の中に入れて、手でこねる。
5 肉にほかの具がなじんだら、ラップをして冷蔵庫で20分ぐらい寝かす。
6 丸く伸ばした皮に肉を取り、包む。
7 蒸し器で15分くらい蒸して、出来上がり。

*作り方のココがポイント!
1 タマネギのみじん切りをミキサーでやらないように。(フードプロセッサーならいいです。)水っぽくなって、あとで、皮で包みにくくなったり、蒸しあげたときに、皮が破れやすくなります。

2 モモは蒸すのが一般的ですが、揚げたり、スープに入れたりしてもいいです。


ダルバートのなかに盛られたモモ
モモの皮の材料:
強力粉 300g  サラダ油 大さじ1  水 適量

作り方:
1 小麦粉の中に油を入れて粉となじませるように混ぜ合わせる。
2 粉の堅さの様子を見ながら少しずつ水を入れる。耳たぶと同じくらいの堅さになるまでこねる。
3 ボールにぬれ布巾をかけて、涼しい場所で20分寝かす。
4 2ミリくらいの厚さに伸ばし、丸く型を抜いて皮を作る。
5 具を中央に入れて包む。

*作り方のココがポイント!
1 粉に油を入れるときは、粉の真ん中に小さい穴を掘って、その中に油を注ぎ、周りから崩していくようにこねあわせるとやりやすいです。

2 ここでは水の分量はあえて書きません。夏期と冬期とでは粉の中に含まれている湿気がちがうので、同じ分量の水を入れると、夏はベチャッとしてしまうからです。
耳たぶの堅さ(やや堅めが理想的)を目標にこねてください。

3 モモの包み方には決まりはありません。お好きなように包んでください。ただ、日本のネパールレストランでは、丸く包むところがほとんどですね。中国餃子のように包んでくれても一向にかまいません。



アチャールの材料:
タマネギ 100g/ トマト 100g/ 白すり胡麻 30g
お酢 大さじ1〜2/ 塩 少々/  旨み調味料 少々
チリパウダー 少々


*具のココがポイント!
1 お酢の代わりにレモンでもいいです。ただ、レモンは種や皮を入れると、あとで苦くなることがあるので、ご注意。

2 空き瓶や、タッパーウエアの中に入れて
冷蔵庫で2週間ぐらい持ちます。たくさん作って、いろんなものにかけて食べよう。

作り方:
1 タマネギをみじん切りにする。トマトは、ざく切り。
2 フライパンにごま油をひき、タマネギを透き通るまで軽く炒めます。
3 2にトマトを入れて、さらにすこし炒めます。全体がしんなりしたら火を止め、すり胡麻・お酢・塩・旨み調味料をいれる。チリパウダーはお好みで。
4 ミキサーに20秒くらいかける。
5 味をみながら、整えて、出来上がり。