「ななな、なんて破廉恥な!君達、離れなさい!(`◇´)」
1999年10月11日





解説:解説:ネパールでは、未婚の男女の公然たるお付き合いは(一応)ご法度。並んで歩いているところを見られただけでも、噂が街中を駆け巡るとか。当然、手をつないで仲良く、とか、ラブラブぶりを宣伝して歩くような行為は出来ない(ことになっている)。
なのに!ああ!なのにだ!タカギ君がお茶を飲もうと思って入ったケーキショップの二階の席で、若い男女がまるで自宅のソファでくつろいでいるかのような、あられもないカッコで「ラブラブぶり」を見せつけているじゃないか!
いくら他に客がいなかったとはいえ、ここはネパールだぞぅ!しかもタカギ君が入ってきても、さしてびっくりした様子もなく、まだいちゃついているじゃないか。ななな、なんて破廉恥な!君達、親御さんがこの場を目撃したら「うちの息子(娘は)なんてことをしてるんだ、こんな不良に育てた覚えはない!」と激怒すること間違いなしだぞ。一応、背を向ける形で席を確保したものの、うううむ、気になって仕方がないじゃないか。まったく、最近の若い者と来たら、まるでなってない、本当に、もう。……とすっかりネパールの「オヤジ化」してしまったという場面に立たされたときの一言。
あとで家の人に聞いたところによると、その店の二階はそういうカップルが集うことで有名だとか。地元の良識のある大人は決してその店ではお茶しないらしい。やっぱりネパール人には「恥じらい」を忘れて欲しくないなあ、などと自分のことを棚に上げて思うタカギ君であった。