「こいつら、またきっと捕まえられて売られるんだろうな、、(_-)」2001年8月9日




解説タカギ君は8月4日〜9日までポカラに行ってきました。ポカラリゾートツアーのファイナルイベントは、ケーブルカーで有名なマナカマナ参拝でした。ケーブルカーのおかげで、これまで3時間半かかっていた山頂までの道のりが、わずか10分弱になったそうです。タカギ君がマナカマナに来たのはこれで2度目です。1度目は2000年4月。その年の8月に控えていた、自主公演コンサートの成功祈願に行ってきたのが初めてでした。今回の参拝は、コンサート成功のお礼参りも兼ねていました。

ケーブルカーの運賃は往復で12$。行きだけ、もしくは帰りだけケーブルカーに乗りたい人からも、否応なしに12$取ってしまう規則はさすがネパールならでは。取れるところからはしっかり搾り取りますね。クリンタール〜ナマカマナまで同行したスペイン人ツアーの一行は、帰りは山道をトレッキングを兼ねて歩いて下りていく予定だったので、ガイドはブツブツ言っていましたけど。

ケーブルカー山頂駅からマナカマナ寺院までの道の両脇には、プラサードを売る店が軒を連ねているので、タカギ君もその中の1軒で「ハトのつがい」を買いました。祈願が成就すると、ヒンドゥー教徒はニワトリやヤギを生け贄として捧げ、ブッディストはハトのつがいを空に放す習慣があります。タカギ君は血を見るのがいやなのでハトにしたというわけ。

しかしこのハトのつがい、尾羽根も両翼もボロボロで、篭から解き放してやっても、きっと遠くまでは飛べないだろうな、と思える様相でした。きっとまたすぐに捕らわれの身になるに違いない、、、と思ったときの一言。

あまりに気の毒だったので、さっさとプジャを済ませて寺の横でハトを空に放してやったのでした。

生け贄屠殺場でニワトリやヤギの屠殺を目撃してしまいましたが、何度見ても気持ちのいいものではありませんでしたね。(あたりまえだ!)夢にでてきそう。ああ、うつろな目のヤギ君の顔がいまでも脳裏に焼きついて、、、