質問:ネパールにラッシュアワーってあるの?



>朝の山手線なんて懐かしいでしょ。あれは、俺も久しく乗っていないけど、
>やはり人間の乗るものではないと思いました。でも、あれに乗って毎日
>会社に行っている人たちも、ある意味、とても「偉い」と思います。
>ネパールにゃ、そんなもの無いんだよね。きっと。


回答:

タカギ君がかつて居候していた家に、日本の生活を5年経験した男の子がいました。彼は初めの2年は東京で暮らし、その後、名古屋、静岡、京都と移り住んでいたそうです。東京にいたときには、朝の通勤ラッシュを経験したそうですが、やはり正気の沙汰とはおもえん!と回想していました。話を聞く限り、一番激しかったのは井の頭線「明大前〜渋谷」だったんじゃないかと思うけど、おまえ!そりゃ15分ぐらいの道のりじゃないか!ニッポン人は1時間以上もその中で我慢すんだぞ!と、タカギ君は心の中でコブシを振り上げたことです。まあ、それまで経験したことのない苦痛だったんだろうから、15分でも「死ぬほど苦しかった」と思っても仕方ないか。

●カトマンズの大気汚染は深刻な問題なのだ
ちなみにカトマンズの通勤風景は、朝・夕の交通渋滞がひどいくらいかな。バイク、自家用車、バス、タクシー、オートリキシャーでごった返す目抜き通りでは、交通渋滞の酷さというよりは、大気汚染のほうが深刻な問題としてとらえられています。オンボロ中古車の吐く煙の黒いこと黒いこと。マジでカトマンズの空気は汚い。鼻毛が通常の1.5倍の早さで伸びる伸びる。どんな美女も、10日で鼻毛美人よ。

山手線並みの混雑をきわめるのは、カトマンズ近郊の町へと走る、路線バスの中。タクシーだと約1時間で200Rs.以上かかるところも、バスだとたったの3Rs.それゆえ利用している人のほとんどは地元人。最終バスは結構早い時間なため、その混雑たるや、山手線「痴漢電車」も真っ青だそうです。特に外国人はねらわれやすいそうな。地元人をオサワリしたら、噂が街中を駆け抜けて、痴漢男は社会的に抹殺されてしまうもんで、もっぱら「いちげんさん」のみを狙うそうです。タカギ君も去る「インドラ・ジャットラ」の混雑のとき、「オオッ!なんてことするんですかぁ!!」と赤面してしまうくらい、ガッチリしっかりつかまれて(どこを?)取り乱したものです。