「あら?これは、ナイキの版ではないですか? (^-^;)」
2000年1月11日



解説:年賀状の印刷のために、こちらの印刷会社に通っていたときのこと。窓辺に立てかけてあったシルクスクリーンの版下に、見慣れた横文字ロゴを発見。「NIKE」……ってかいてあるよ。これってナイキのことでしょ。文字の下に三日月みたいなマークもあるし……。あのエアーマックスとかで有名なやつだよね、ナイキって。なんでこんな町なかの印刷所に、ナイキのロゴ版があるんだろうなあ。ナイキのネパールプラントができたのかなあ。……なあんて、ちょっとカマトトぶってみたりした時の一言。

 ネパールは海賊ブランド天国。町は「なんちゃってソニー」「なんちゃって東芝」「なんちゃってダナキャラン」「なんちゃってノースフェイス」、はたまた「なんちゃってキティーちゃん」「なんちゃってピカチュウ」etc.であふれている。「なんちゃってアディダス」の下には、ミズノのマークもあしらってある。これでもか!という感じやね。

 先日ここの家のホットサンドメーカーが壊れた時に、ラジャ兄さんが買ってきたのは「TOSHIBA製」のホットメーカーだった。「エ?これホントに東芝製なの?」と聞いたら「インディアンTOSHIBAだよ。」と言うじゃないか。……しかし、買ってきたばかりなのにちっとも熱くならない。不良品だったらしい。すぐに返品。結局、それ以来2度と新しいサンドメーカーは来なかった。
生活用水をためる貯水タンク(家の最上階に備えつけてある)に大きく「SONY」と書いてあるのを見たことがある、というクラスメートの証言もあった。ばかな。いくらなんでもそりゃないだろう。







ネパールの怪談を一席

●ネワール民族に伝わる女の幽霊の話。「キチキンネ」
ネワール民族の習慣に、初潮を迎えるまえの女の子の「お篭もり」があります。12日間におよぶこの期間、女の子は、日の光が一切入らない暗い部屋の中で、女の家族だけと過ごします。
この間は男性と接触することは一切禁じられます。お父さんとも会ってはいけません。トイレも、食事も全部この部屋の中でします。そして、お篭もりが終わった日、目隠しをして部屋の外に出ます。そして、一番初めに太陽を見ます。このときネワールの女の子は、太陽の神様と1度結婚をしたことになります。だからその後、人間の男の人と結婚し不幸にも死別してしまったとしても、彼女は未亡人にはならない、といわれています。

●床下に埋められた少女
さて、このお篭もりの間に不幸にも死んでしまった女の子は、その部屋のあった位置と同じ場所の家の床下に埋められるといいます。なんせ、お篭もりの期間は男性との接触も、部屋の外に出ることも出来ないので、病気になっても、その期間は、応急処置しか出来ないし、昔はお医者といっても祈祷師ぐらいしかいなかったので、そうして死んでしまった女の子もいたそうです。

不幸にも命を落とし、床下に埋められた女の子の幽霊を「キチキンネ」といいます。キチキンネは容姿端麗で長い髪をした若い女だといわれています。そして、男を誘い、その生気を吸い取るといわれています。キチキンネに会った男の人は、その後、不審な死を遂げるのです。

つい最近もキチキンネに会ったと豪語していた男性が、不審なバイク事故死をしたことが、新聞に載っていたそうです。コワイですネ〜。

●あ、あ、足の向きが逆!
キチキンネと、人間の女性を見分けるポイントは足です。いわゆるくるぶしから下の足が、普通の人間とは「逆向き」についているんですって。うへ、こわ。

キチキンネスポットとして有名なのは、カトマンズからパタンに通じる道の途中にある、バグマティ川の橋のたもと、といわれています。ここを夜遅く通ると、女の人が立っていて、ひとりで橋を渡るのがコワイから車に乗せてくれ、と言うそうです。これを乗せてしまうと、トリ憑かれるそうな。

プルニスト諸君、真夜中のバグマティ川を通るときはキチキンネにご注意を!もし、女の人を見つけても、すぐに足の向きを確認してくださいね。好奇心で乗せても、後でどうなっても知らないよ〜。










「へえ、犬なんか飼っている家もあるんだ。(・_・)」
1999年8月30日




解説:町中野犬だらけのようなカトマンドウ。しかし、家の中で、我が子のようにかわいがられている御いぬ様もいる。物乞いがあふれる町で、満ち足りた生活をおくる隣の家の犬を見ての一言。