「うげぇっ!! み、みず、でないのぉぉ?\(゜ロ゜;)/」
1999年9月27日




解説:カトマンズは慢性水不足状態。水の出る時間帯が決まっていて、その時間内にタンクに水をためておかないと生活用水も確保できない。そこで今日の予備知識。

 この日はクラスのお友達のさわこさんと「生ハムのサンドイッチが食べられる」ビエナというファーストフードにいった。(ドイツの資本で経営されているチェーン店)。ううむ、確かにうまい。至福の時を過ごし、さて、トイレに行ってから帰るとするか、と腰を上げたまではよかったが……。
 紙はあった。よかった。紙のないトイレだと、水でお尻を洗わなくちゃならない。慣れたとはいえ、やっぱり紙の方がいいもんね。さて、今日はお腹の具合も良くないし、ここはひとつ、さっぱりすっきりと出してしまうか。
 ふうぅ…、さて、水を流してと…?ん?流してと……? 
 え?((((〇o〇;))))!!?まじかよぉ!!……
 いやいや、ここはあわてず騒がず、バケツに水をためて一気に押し流そう。洗面台の蛇口から水をバケツにためてと……ん?ココモデナイノ?ううう。いやいや、隣のトイレの洗面台から水を持ってくればいいや。ネ、そうそう、ここから水を出してと……え?ヤッパデナイノ?なんでええ!どどどどど、どーすればいいだよおお。……という場面に立たされたときの一言。
 「さわこさん、やばい、水でないよ!どうしよう」と慌てふためいて報告するタカギ君に「断水してんのやからしゃあないわ」と、穏やかな京都弁でこたえるさわこさん。「で、でも、う○こ流れてないんだヨお」と言うと、「ほんなの、店の人に言うたかて、ながれへんもんはながれへんのやし、いうだけ無駄やわ。はよいこいこ」と腰を上げる。あああ、もう、あたしのせいじゃないわよ。水をためおきしてなかったビエナが悪いのよ。ここで教訓:ネパールでは、トイレに紙があっても、水がでないことがあるので、くれぐれも油断しないように。