歯が欠けたとき(ケガ等)
       歯のケガの原因は転倒・交通事故・スポーツなどあります。
       そして起こってしまった時、一時の処置として折れた部分を消毒の後、接着します。保存し
       持参 してください。固定しておくと使用できる場合があります。

歯のケガの種類

 破折  外力によって歯は色々な箇所で折れます。最も多いのが歯冠部(見えている部分)が
       破折してしまう場合です。神経があればひどく痛みます。【Å】 一見折れていないよう
       に見えても、顎の骨の中で歯の根が折れていることがあります。【B】
       又その中間で歯冠から歯根にかけて折れたものもあります。【C】
       【B】の場合は保存が不可能なことが多く、【A】・【C】は治療可能な場合が多い。

 脱臼   外力により歯が顎骨から離れてしまう状態で、これを脱臼といいます。これは歯を顎骨
        に固定している歯根膜という組織が外力により断裂してしまった状態で、完全に脱落して
        しまった、完全脱臼【D】と一部の歯根膜が断裂して、動いてはいるものの、抜けてはいない
        不完全脱臼とがあります。 
 

破折A・B・Cのケース 脱臼 埋没と骨折



歯の埋没と骨折
       
外力の強さと方向によっては、骨の中に歯が嵌入し又顎骨にヒビガ入ってしまうことがあり
         ます。



      (注) 欠けた歯又は抜けてしまった歯も、稀ですが清潔で早ければ保存可能なことがあります。
          持参して歯科医に見てもらうことです。