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09.べびお最大の危機から完全復活
2007.06.11(月)の日記より転記
お正月のことをまだ鮮明に憶えているのにもう6月。年齢を重ねると一日一日が瞬く間に終わっていく。
しかし、2007年6月8日金曜日の午前は、一時間、一分、一秒がこんなにも長く感じたことはなかった。
火曜日と水曜日、うさぎのべびおは午前中は大好きなごはんに興味を持たず無視。昼前くらいからは
ぼちぼちつまみはじめ夕食は今まで通りしっかり食べる。おかしな行動だが規定量は食べているし
べびおは病院がかなり苦手なので余分なストレスを与えないよう様子を見ることに。
木曜日、昼すぎても食べようとしないので午前の診療に駆け込む。聴診器で聴くぶんにはこの時の
胃腸の音には心配ないということなので腸を動かす薬を処方してもらい帰宅。
午後、べびおはとにかく休んでいるだけ。夜になっても食べない。体を触ってみると脇腹がかなり
こわばっているのがわかる。病院に電話をして午後の診療の最後に駆け込む。
レントゲンによると胃の中にごはんが残っているのは確認できる。しかし超音波では胃腸が全く
動いていないという。皮下点滴と抗生物質、胃腸を動かす薬を注射してもらい帰宅。あとはこの薬で
反応があれば徐々に回復していくという説明を受けた。
しかしそれから翌日の朝まで薬による反応は全く見られない。体中に力を入れ苦しみに耐えているようで
いつもなら柔らかい顔や頭までもがこわばっているのがわかる。撫でようとすると逃げていく。口元に
水を持っていっても口を開かない。とにかく固まったまま。トイレも全くなし。食事を取らず胃腸が
動かない時間が長くなると危険を意味する。
診療開始時間は朝の10時から。「あと2時間・・。」「あと1時間45分・・。」「あと1時間半・・。」
早く先生に診てもらいたくて私は心の中でカウントダウンを始める。「まだ5分しか経過していない・・。」
なかなか時刻が進まない中で祈るような気持ちで苦しそうなべびおを見守っているしかなかった。
9時45分、べびおを連れて家を出る。10時ちょっと前だったけど先生はもう待機してくださっていた。
レントゲンと血液検査をする間、待合室でぽつんと待ち続けるだけしかできない。辛さと闘っているべびおを
思うと心配で心配で心細くて泣きそうになる。
レントゲンでの内臓の様子は前日と変化なし。胃腸が動いている音はかすかにあるという。しかし血管の
調子が思わしくなく採血が出来ない状態だという。なので原因を特定することが出来ない。もっと積極的な
治療を行いたいが高齢だということでストレスの方が大きくなるらしくこれ以上踏み込めないと。
今できることは同じ皮下点滴と注射のみ。入院して緊急の場合に対応することもできるけど、今の状態では
体力がかなり落ちていて胃腸を動かすべびお自身の力が弱いので他の治療法でも改善されるかどうか・・。
それよりも10年近く一緒に過ごしたご家族と一緒に家にいるほうがよいのでは・・と勧められた。
これって、最期の通告ってこと??
ずっとずっと我慢していたけどもう涙をこらえきれることが出来なくなった。いろいろ訊きたいことや
話したい思いがあったのに「治してあげたいです。」と言うのが精一杯だった。先生からお話しを伺い
「連れて帰ります。」と決断。皮下点滴と注射をしてもらい帰宅。いつものべびおエリアにそっと戻す。
しばらくは静かにさせていた。
べびおに変化が見られた。1時間後、口元に水を持っていくとゴクゴクと飲み始めた。今朝まではかたくなに
拒否していたのに。栄養をつけてもらおうと大好物のりんごをすり下ろしてあげてみた。これもなかなかの
勢いで食べ始めた。バジルの葉っぱも食べた。とてもとても嬉しかった。体の中を爽やかな風が通り抜けた
ような安堵が広がった。
多少神経を触っているらしくふらつきはあるものの、こわばっていた体は柔軟になりいつもと同じ形で
休むようになった。今朝まではまばたきひとつしなかったのに頭を撫でてあげると目を閉じて受け入れて
くれている。いつものリラックスしているべびおと同じだ。その後も水とりんごとバジルは順調に口にする。
食べたい飲みたいという気持ちがあるということはお腹の中の状態が回復してきたしるし。うさぎの口の動きと
腸の動きは連動しているらしく、食べ物が口に入れば腸も動いてくれるらしい。その証拠にコロコロとした●も
ほんの少しだけど確認できた。あとはとにかくよく休んで体力を戻すことが大事。もうちょっとだよ、べびお。
夕方も点滴と注射を打ってもらいに行く。神経系に関しては斜頸がぶり返したとも考えられるので少量の
ステロイドも一緒に注射。
日付が変わった頃チモシーを口にし始めた。固形ごはんのペレットもパクリとつまむようになる。でも
丸一日体をこわばらせていた疲れからだろうか立ち上がれずうつぶせになったままの姿勢で食べる。
しかし夜が明けたら体力も戻ってきたようで立ち上がって水を飲むようになった。
土曜日は朝と夜、日曜日は朝に病院へ。いつもの皮下点滴と注射。その後は飲み薬による治療に移行。
そして・・・・・
べびお、復活!!!
病院の先生に「感動しました。ここまで回復するとはびっくりです。」とべびおの生命力をうんと褒めてくれた。
金曜日午前のべびおは本当に危ない状態で意識もはっきりせず手足に力も入らなくて虚脱していたからその姿
からはこの回復を予想できなかったと思う。だから家族と一緒に過ごすことをすすめてくれたわけだし。
病院へ行くたびに受付の看護師さんは神妙な顔つきで「どうですか?」と尋ねてくるが「ちょっと回復してる。」と
答えると「そうですか、よかったです!」とパッと花が咲いたような笑顔を返してくれるのもうれしかった。
先生と病院のスタッフには本当にお世話になっていくら感謝してもしきれないほど。
これを読んでいただいている方の中にはうさぎの病気を検索していて偶然たどりついた方もいらっしゃるかと。
うちのうさぎのべびおは9歳10ヶ月です。年齢から言えば大きく体調を崩すと回復が非常に難しいかもしれません。
でも、べびおは復活しました。元気を取り戻しました。だから高齢という理由であきらめないで。うさぎは
生きたいから。生きることをあきらめたりはしないから。
今回回復したのはまだ胃の中に食べ物が残っている状態だったから良かったのだろうと。それとすぐに病院に
連れて行けたこと。私が休みに入った途端に動かなくなったから、そこまで待ってくれたのかも。おかげで
早くに処置してもらえた、そしてうさぎを診てくださる病院が近くにあった(こんなにポピュラーな動物でも診療
してくれるところは大変少ない)、これらのタイミングはバッチリだったからべびおは治る運も持っていたんだ。
先生から聞いた話だと、「1週間食欲がないんです。」「もう3日間何も食べません。」という状態で連れて
来られる例もかなり多いと。これでは先生だって何も出来やしない。もし家族の誰かが何も食べずに横たわっている
状態だったら3日間も放っておくんでしょうか?命の重さに差があってはいけない。
・・と、まあ重く暗いこと書いたけど、結局べびおは元気になったというハッピーな話しです。
べびおは生きていてさえいればいいと思ってはいるけど、ごはんをおいしそうに食べてゆっくり休んでいる姿を
眺めていると大きな幸せを感じる。本当にかわいい、うちのこは。
08.べびお病気から甦る
7歳の誕生日を迎えた直後、べびおは病気になった。初めて入院を経験した。
お腹に毛が溜まり腸へ続く道をふさいでいる、そのために胃酸が充満して胃腸が
全く動いていないという危険な状態だった。
『うさぎは我慢強い、病気を隠す』と、よく言われます。これは本当です。
今回のことで言葉の意味がすごくよくわかった。
べびおは数時間前まで普通に食事をしていた。突然飲食を拒否したんです。
こうなってしまっているというのはかなり危険度が高いことを意味する。
そのまま放っておくと最悪のことになってしまう。
今考えてみると、ちょっとサインはあったと思う。やけにケージの中で
休みたがるとか、全体的に動きが大人しくなったなあとか。「まあ、べびおは
7歳の高齢だし食事しているからね。」とたかをくくっていたら大間違い。
高齢なんて関係ない。食事しているから・・と安心するのが落とし穴。
今回のことですごく勉強になった。
2つの病院の先生やスタッフの方々のおかげで、べびおは病気から甦ることが
できた。本当に感謝している。べびおも病気の苦しみや不安と戦った。頑張った。
これを読んでくださっているうさぎ飼いの方々、うさぎさんのちょっとした変化を
見逃さないでください。今すぐに何かが起きなくても、数ヶ月後に大きな何かが
起きるかもしれません。うさぎはギリギリまで病気を隠します。本当です。
〜〜〜〜〜他のページにも書いたけど、転記しておきます。〜〜〜〜〜
2004.08.21(土)の日記より
それは火曜日から始まった出来事だった。
朝、うさぎのべびおにごはんをあげようとしたら、べびおはなんだかだるそう。
案の定ごはんを食べようとしない。水を飲むことも拒否。今、換毛期真っ盛りのため
毛を多く飲み込んでしまいお腹の中にたまってしまったのだろう。今までも
何度かそんなことがあったが数時間もすればケロッとして食べ始めるので
少々様子を見る。
昼をとっくに過ぎても一向に食べない。動きも鈍くなってきておりお腹も
へんなハリがあるように思える。このままではいけない。チェックしてあった
動物病院へ急ぐ。うさぎを診てくれる病院は少ないのだ。ポピュラーな動物なのに
デリケートすぎるため診療をしないところが多い。
この時行った病院は車で30分以上かかる。あいにく車は出払っていたのでキャリーケースに
べびおを入れてタクシーと電車で移動。電車ってこんなに音が大きかったっけ?
舞浜駅では遊びのテンションのまんまの家族連れがにぎやかに乗り込んでくる。
「おばーちゃーん、乗ったー?」「この席空いてるヨッ!」・・・声が大きい。
キャリーケースの中のべびおは初めての電車移動にかたまっている。
レントゲン、血液検査、べびおの胃には胃酸がたまっていて食べられない状態だった。
胃袋は膨れておりもう少し大きくなると背骨の神経を圧迫してしまう・・そんな
恐ろしい状態だった。チモシー中心の食事には問題無さそうだが、今年の猛暑で
うさぎの換毛は一段とすごく、食物繊維中心の食事でも追いつかない状態らしい。
皮下点滴をしてもらうためにこの日は入院。自宅のいつものエリアにべびおがいないのは
とてつもなくさみしい。しかし苦しさと戦っているべびお。この時ばかりは神様に
お願いしてしまう。
水曜日、「最悪の状態は脱しました。ごはんも少しずつ食べ始めました。」という
一安心なお話を伺い、迎えに行く。「昨夜はケージの隅っこの奥にずっといましたよ。」
たつひこやめぐみくんの声が一切無く「ワンワン、キャンキャン」という知らない言語の中で
過ごした一夜。どんなに心細かったことだろう。切なさがこみ上げてきた。
帰宅してからは本調子ではないがゆっくりと食べ始める。夜には元気を取り戻す。
木曜日、朝ごはんは少々食べるが昼過ぎから体調が悪そう。●も全然しなくなった。
病院は休診日だ。とりあえず応急処置をしてもらえると思っていた病院も何と休診日!
あわててネット検索したところ、徒歩5分のところに「うさぎ診ます」の病院を
探し当てる。こんな近所にあったなんて・・電話をして急いで連れて行き皮下点滴を
してもらう。この日の夜は自宅療養。べびおは疲れ切っている様子でしばらくは
目を開いたまま動かなかった。「べび、がんばったね、おなか治れ〜。」と話しかけ
ずっとずっと頭をなでた。べびおは戦っている。
数時間後、いつもの様子に戻ってきた。差しだしたチンゲンサイをむさぼり食べる。
水もたっぷり飲む。活発に動き回る。・・よかったーーーー!
金曜日、しっかりと治すためこの日も一日かけて病院で皮下点滴をしてもらう。
「ぼくげんきなのになんでびょういんにいくのー?」べびおとしてはそんな心境かな。
家にべびおがいなくても「ここからすぐ近くにいる」っていうだけで、めぐみくんは
精神的にも安心できる。先生から「もう大丈夫だと思いますよ〜。」と嬉しいお言葉を
いただく。べびおの表情は明るい。
この日は帰宅してもすぐに活発に動き回り食事もトイレも問題ない。めぐみくんのあとを
一生懸命ついてくる。たつひこの顔をぺろぺろ舐める。「べびおはここ数日不安でいっぱい
だっただろうね。」家にいてふたりに囲まれている幸せを実感しているみたいだ。
「おかえり、べびお、頑張ったね。」「心配かけやがってー。」ふたりで代わる代わる
なでる。べびおも気持ちよさそう。いとおしくてたまらない。
打ち込みの仕事をしていても食事をしていてもテレビを見ていても、サークルに
目をやればべびおの姿がある。べびおはごはんを食べ水を飲む。当たり前の事が
とても嬉しい。たくさんの●を見つけるとニンマリしてしまう。^^
オリンピックの柔道では男子・女子ともに重量級で金メダル。柔道の選手達、頑張った。
べびおも頑張った。べびおにも金メダルだ。
07.べびお最近の顔つき
サークルの仕切の中で24時間過ごせるようになったべびお。
ケージに閉じこめられることがなくなったせいか、前にも増して
のびのびとするようになった。
前よりも甘えるようにった。めぐみくんのひざの上によく
乗っかってきて「頭なでて!」って催促する。(うさぎは主張が
しっかりしているので求めている行動は手に取るように
わかりやすい。)前は食事以外では自分から登ってくることは
なかったのに。抱っこされても激しく暴れなくなってきた。
たつひこがいうには「べびおは最近顔つきが変わってきた。
甘えん坊の顔になってきた。」とのこと。うん。そうかも。
柔和な顔になったっていうか、一段と可愛らしい顔になったと
思う。親ばか?その通りですよ〜。あはは。
めぐみくんやたつひことふれあう機会も多くなって、
機嫌が良さそうな顔をしているときが多いです。
親ばか?本当にその通りですよ〜。あはは。
06.べびお最近の暮らしぶり
現在唯一のうちのこ・べびお、何とか長寿うさぎにしたい!
ストレスを少しでも減らしてあげれば長生きできるかな?
っと考えて、生活場所を変えてみた。
それまでは、うちにたつひこかめぐみくんがいればリビングに
放牧していて、外出時と就寝時はケージに戻していた。
うさぎは普段はまるっこいけど、実は手足が長くて、ケージの
中では狭くて伸び〜が出来ない。これを解消していつでも
のびのびとさせてあげられるようにしよう!ということに
なった。
うちのリビングは奥側にテレビやコンポなどが少し高めの位置に
置いてある。地震でも起きてこれらが真下にいるべびおに
落ちてしまっては大変なことになる。手前側は特になにも
積み上げているものはないので安全エリアである。
ケージは今まで通りの場所にしか置き場がない。
対策として犬用でよく売ってるサークルを買ってきて、これで
リビングを半分に仕切って手前側だけで昼夜生活できるように
した。ケージの扉は開けっ放しで、
♪1LDK トイレつき風呂なし♪
といったところになった。
サークルの出現に初めはとまどいを隠せなかったべびおだが
今ではゆったりと暮らしているようだ。少しはストレスが
減ったかな?
長寿うさぎ街道まっしぐらだね!
05.ぶりおあれから一年
2000年8月27日。ぶりおは永眠してしまった。
早いものであれから一年たったんだなあ。
最期の瞬間はたつひこと二人で看取ることが出来た。
亡くなる一年前から耳治療、下痢、脱腸、アリューシャン病
(全身が麻痺してしまい動けなくなってしまう病気)の疑い、
腫瘍と病院へ通いっぱなしだった。
最初の病院では耳の治療のために抗生物質を飲んだ。
その後下痢をするようになり、下痢治療のために更に抗生物質を
飲んだ。でも一向に治らない。その病院は見切りをつけて
フェレットの治療では評判のいい7km程先の病院に転院した。
そこでの診断は「意味があるとは思えない大量の抗生物質摂取により
腸内の菌のバランスがくずれてしまったための下痢」だった。
病院の治療が違う病気を引き起こしているなんて・・・。
新しい病院で治療してもらい下痢の症状は収まったけど、その後
様々な病気になってしまった。何度か入院もした。
急に退院許可が出てどうしても連れて帰りたかったので、
リュックに入れてバイクで走ったこともあったっけ。
前の病院の治療がぶりおの寿命を早めたかもしれないと思うと、
今でもその病院には不信感でいっぱいだ。くやしい。病院選びを
適切にできなかったことはぶりおに申し訳なかったと思う。
今いるべびおの為には最良の病院と先生を見極めなければと思う。
8月5日の開腹手術で胃と腸に腫瘍があることがわかり余命
1,2ヶ月と言われた。目の前が真っ暗になった。
もがき苦しむような痛みが長く続くようであれば安楽死も
・・と先生に言われたときは辛かった。絶対にしたくなかった。
でも目の前で苦しみ続けるぶりおを見続けることができた
だろうか?安楽死を選んでも選ばなくてもきっと後悔していたと思う。
実際のぶりおは直前まで穏やかにすごしていた。苦しんだのは
最期の十分間だけだった。見守ることしかできなかった。
私たちに辛い選択をさせなかったぶりおは最後まで親孝行だね。
白い毛に黒い瞳のちょっとめずらしいと言われている子だった
顔立ちがよくて活発で良い子だった。900gで他の子より小さめ。
でも病気で500gまで体重が落ちたのはとても辛かったと思う。
あんなに大好きだったおやつも食べられなくなった時は本人も
悲しかったかな?
先生に「もう甘いものでも何でも好きなものを食べさせてあげて
いいんじゃないかしら。」とアドバイスをもらったけど、
もしかして治るかもしれないし・・とわずかではあるけど可能性に
賭けてしまうとチョコやアイスクリームなんてあげられなかった。
今では食べさせてあげればよかったかなって思うけど。
私はぶりおに「うちの子になってくれてありがとう。とても
楽しかったよ。」って言いたい。ぶりおもうちのこで良かったって
思ってくれてるかな?
今頃はアンディー・フグとか、いたち天国のほかのお友達と
仲良くバトルして遊んでいるでしょう。
今日はぶりおが大好きだったポッキーを食べます。
ぶりも一緒に食べてね。
04.べびおの体内時計
べびおは結構24時間を正確に生きているんじゃないかと思う。
朝一番の「ごはーん!」はめぐみくんが顔を見せた時だけど、
その後はケージを出たり入ったりしながら少しずつうさぎごはんを
食べています。たいてい10時頃には食べきってしまいリビングで
ごろごろしているのですが、昼の12時頃、それもプラスマイナス
3分くらいの時差でケージに戻り突然干し草を食べ始めます。
ムシャムシャ音が聞こえると、外で12時の音楽が流れることが
多いのです。
夜ごはんは9時なのですが、8時頃からそわそわし始めて近くに
いる人の足をぺろぺろ舐め始めます。普段あまり近寄らない
たつひこにもぺろぺろで催促します。
そして、夜遅くに夜中の分の干し草を準備するために袋を
ガサガサやっていると、さっきまでめぐみくんの周りをうろうろ
していたのに「やばい!ケージに戻される!」と危機感を察知して
さーーっと遠くに逃げていきます。
毎日毎日変わらぬ光景です。自分に都合の良いこと・困ることには
体内時計がきっちり働くようです。
03.べびおは犬っころ
うさぎってどんなイメージですか?子供って「好きな動物は?」と
訊かれると特に女の子は「うさぎ」って答える子が多いですよね。
見た目がかわいくて丸っこくてふかふかでおとなしく抱っこさせて
くれて・・みたいなイメージでしょうか?めぐみくんもべびを飼う
まではそう思っていました。しかし、とーーーんでもないです!
めぐみくん的には、べびはうちの子なので当然ものすごくかわいい
ですけど、うさぎは人なつっこくないです。たつひこも「歴代
ペットで俺になつかなかったのはべびが初めて」らしいです。
たつひこに頭を撫でられるのは好きだし自分から近寄ってきたりは
しますが、基本的にはたつひこは敵だと思っているところが
あります。たつひこが歩く方向へ先回りして待っていたりするので
どうやら縄張り争いをしているようです。
しかし、べびにとってめぐみくんは別。抱っこしても割とじっと
しているし、「べびおいで!」と声をかけたり『ぱんぱん!』と
手を叩くと、ごろっと横になっていてもすっとんで走ってきます。
めぐみくんが座っていれば膝の上に何度も乗ってきて「撫でて
撫でて」とばかりに甘えてくるのです。「何だかうさぎっていうより
犬っころだな」と、たつひこの感想。なので、最近は『ころ』とか
やたらぺろぺろなめてくれるので『ぺろ』とか呼んでます。
他の呼び名でもめぐみくんに声をかけられれば『べびまっしぐら』
です。本当に犬っころみたいでかわいい。
02.べびお体調不良
2001年3月28日(水)、いつものように朝9時頃
「べびちゃんおはよ〜」と声をかける。べびは腹ぺこなので
「ごはーん!ごはーん!」とケージの中で暴れる・・・
はずなのに・・・あれ?隅っこでじっとしている。外には
出て来たけど険しい顔をして丸くなっている。頭を撫でても
目をつぶるいつもの恍惚の表情はない。水はゴクゴク飲む。
大好きなおやつをあげても無視。「食べたくない」という
顔で逃げていく。とても心配になったので、前々から
ネットで探しておいた7〜8km先の動物病院へ急ぐ。
べびはタオルにくるまれて診察が始まる。触診でお腹に
毛球はないと言われる。体温も正常。お尻につっこんだ
体温計の先を顕微鏡で見ても悪い菌はないらしい。
「何か思い当たることは?」と訊かれ思い出す。
最近暖かくなってきたので、もう大丈夫かな?と思い
ペットヒーターは点けないでいた。しかし今朝は寒かった
ので、冷えてしまった為に体調不良になってしまった
のでは?ということだ。めぐみくんのせいだ。ばか飼い主
のせいでべびは行かなくても良い病院へ行くことになって
しまったのだ。すごく申し訳なく思った。かわいそうな
ことをしてしまった。とても反省。お腹の中の動きを
促進する薬をもらう。明細は初診料と薬代で¥2,100。
・・・思ったより安くて助かった。
家に帰ると外出の不安から解放されたべびは定位置で
リラックスした顔をして座っている。体調も落ち着いて
きたようで少しずつ食べ始める。帰宅して30分程で
いつもの食欲が戻った。よかった〜。結局もらった薬は
一度しか飲まないで済んだ。他の子もそうだったけど
体調不良から復活すると今まで以上に元気になる。
その日の夜からべびはめぐみくんへ猛烈アタックを始めた。
まとわりつき方が半端じゃない。でも今はそんなことが
嬉しかったりする。
01.べびおの爪
うさぎを飼っているひとが一番苦労するのが爪切り。
ものすごい力で大暴れ。いつもはめぐみくんがべびを
抱っこして押さえてたつひこが爪を切る。しかしもう
ここ数年爪切りはしていない。なぜならべびは自分で
爪を切る!っていうと大げさなんだけど、押さえつけ
られるのが嫌だったのか切られるのが痛くて嫌だった
のかわからないけど、べびは自分の爪をガリガリ噛む
ようになった。適当に噛んでいるようだけど長さは
申し分ない。よく見ると爪の中に通ってる血管
ぎりぎりのところまできれいに噛んである。実は
他のうさぎもやる子は多いらしい。たつひこは
「傷つけないように切らなくては」と気を遣うし
めぐみくんは「暴れて骨折させないようにしないと」
と気を遣うしべびは「なんでこんなことさせられる
の?」って思っているだろうし・・で、三者の
ストレスが一気になくなって本当に良かった。
自ら爪切り・・助かる!
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