紅茶の国として知られるイギリス。でもお茶の栽培はされていません。
遠い国の飲み物を愛しつづけるイギリスへ楽しみ方を学びに行ってきました。
2001年3月21日〜27日
今回ロンドンで見たもの体験したものをご紹介します。
トワイニング本店
世界最古の紅茶商トワイニングの本店はロンドンのストランドにあります。
1717年にこの場所で1号店をオープンしてからずっと同じ場所で営業しているのです。
両脇の背の高い建物にはさまれるようにあるこの店は、間口は狭いですが、奥に長く伸びています。
入り口を入ると紅茶が天井までびっしりと陳列されていて、一番奥にはトワイニングの歴史を知ることのできる
当時のポット、メニュー、肖像画やポスターなどが飾られています。
マナーハウスでティーセミナーを体験
オクスフォードの郊外にある貴族のお屋敷で行われるティーセミナーを楽しんできました。
1時間ほど紅茶の歴史についてレクチャーを受け、
紅茶のテイスティング(フォートナム&メイスンでした・・)、スコーンの作り方などをキッチンで。
できたてのスコーンと手づくりのケーキ、それにたっぷりの紅茶でアフタヌーンティーです。
この日は少し肌寒かったため暖炉に火がいれてありました。その暖炉を囲んで夢のようなひとときとなりました。
最後に修了証をいただきました。
ブラマー・ティー・ミュージアム訪問
元倉庫街バトラーズ・ウォーフにブラマー・ティー・ミュージアムはあります。
館長ブラマー氏は50年も前からインド・スリランカ・アフリカなどでティーテイスターとして活躍していたそうです。
その彼が世界中から集めたという私蔵のポットコレクションを拝見し、紅茶のレクチャーを受けます。
英国伝統紅茶にこだわりますので多少かたよった内容。
ティーテイスティングもはじめからミルクの入った状態で行われます。ミルクティーを基本とするイギリスならでは。
最後に館内ティールームでアフタヌーンティーをいただき、修了証が手渡されます。
紅茶三昧
セミナー以外でもたっぷり紅茶を味わってきました。
リッツホテル・・・まるで宮殿のような豪華なパームコートのアフタヌーンティーは
狭いながらもさすがの風格。サンドウィッチ、スコーンがおいしい。
中国茶の種類も多く歴史と伝統を感じます。
ウォルドルフホテル・・・週末のみ行われるティーダンスを体験。
広々としたパームコートでサービスも行き届いていました。
紅茶の種類も多く(トワイニング)、ケーキがおいしい。
コンプリートアングラーホテル・・・ロンドンから電車で約1時間のマーローにあるホテル。
すぐ横を流れるテムズ川を眺めながらアフタヌーンティーが楽しめます。
ニューエンス・・・キューガーデンのすぐそばにあるこのティールームは、
メイズオブオナーというパイが有名です。
ヘンリー8世がお気に入りだったという歴史あるパイは
素朴ですが忘れられない味。紅茶も○。
リッツホテル コンプリートアングラーホテル ニューエンス