「各員、コンディションチェック!」 「転んで傷めた箇所はないか、点検開始!」 「異常なし!」× 15 「ラジャー!」 迅速に隊列を立て直し、被害状況のチェックを済ませたら、次は隊長への現状報告。 「おっきい瞬ちゃん、僕たち、みんな無事だよ」 「よかった……。でも、みんなすごいね。感心しちゃった」 心底から感動したようにそう言われ、小人たちはすっかりいい気分です。 (誉められたよ) (やったね) (この瞬間がサイコーなんだよね) (ほんと、キモチいいよね) (充実感がたまらないよね) (達成感もたまらないよね) 瞬に誉められて嬉しそうに瞳を輝かせる氷の国星の小人たち。 得意満面の氷の国星の小人たちを眺めて、にっこりと微笑んでいる瞬。 そんな瞬と氷の国星の小人たちを、テーブルの上の少し離れたところから、メイドロボたちが、なぜだかちょっと不安そうな目をして見詰めていました。 |