……る。


いつもいつもごめんなさい。
次の日、合体瞬です。


えと、飴の続き、です。

そう、僕もずっと気になってたの。
だから、夕べ、氷河に、
「氷河も、カブトのケーキのツノを舐めたかったの?」
って訊いてみたんです。

そしたら、
「そうじゃない。俺はおまえに俺の……」
って、口ごもって、僕の顔をじっと見詰めて、それから、
「俺の鼻のアタマを舐めてほしいんだ……」
だって。

おかしな氷河。
それくらい、僕、いくらでもしてあげるのに。

もちろん、僕はすぐに氷河の鼻のアタマをぺろっ☆ と舐めてあげました。
氷河はなんか感激したみたいに(それにしちゃ情けなさそうな顔をしてたけど)、うっすらと涙ぐんでました。
鼻のアタマを舐めるのって、そんなに重大な意味のあることなんでしょうか。
僕はこれから毎日、氷河の鼻のアタマを舐めてあげることに決めました。
氷河、喜んでくれるといいんだけど……。


お行儀の件は、じゃあ、あんまり気にしなくていいんですね。
氷河は、
「見てるのも聞いてるのも俺だけだから」
って、いつも言うの。
でも、見てるのが氷河だから、聞いてるのが氷河だから、僕はお行儀のいい子でいたい……って思ってたんだけど。

でも、たれたれ瞬ちゃんのお手紙を見て、ちょっと安心しちゃったのか、なんだか僕、夕べはちょっと変なこと言っちゃったみたいです。
氷河は僕を叱らないで、
「もっと言ってごらん」
って、言ってくれたんだけど、僕、自分が何を言ったんだったか憶えてなくて……。

でも、確かに氷河は嬉しそうでした。
全然怒ってなかった。
僕が鼻のアタマを舐めてあげたときより嬉しそうにしてたかも。
ほんとに良かった〜。
でもって、氷河が嬉しそうにしてると、僕まで嬉しくなります。
僕、本当に生まれてきて良かったと思います。

たれたれ瞬ちゃんのケーキも食べられるしねv(えへ)


それでは今日はこのへんで。
また、お便りします。



たれたれ瞬ちゃんへ



氷河の舐めてほしいところが鼻のアタマでびっくりしている氷の国の瞬より