……る。 


例によって、翌朝の合体瞬です。

たれたれ瞬ちゃん、大変です!!
僕、どうしたらいいんだろう……!

もうすっかり元気になったと思っていた僕の氷河が、また寝込んでしまったんです……!
どうしてだろう……。
何があったんだろう。
僕には全く心当たりがありません。


夕べはいつもの通り、氷河の部屋に言って、そして、いつもの通り、色々な技の研究を始めたんです。
そしたら、急に氷河が僕の手を取って、その手をあるところへ持っていって、決死の形相で、
「さきっぽ」
って言ったの。

あ、これはたれたれ瞬ちゃんからの手紙とおんなじだ! と、僕はすぐに思い出しました。
氷河は、僕に舐めて欲しいんだよね。
だから、僕はすぐに、僕の手を掴んでいる氷河の手のさきっぽをぺろりと舐めたんです。
そしたら、氷河は泣きそうな顔になっちゃって……。
僕、きっと舐める場所を間違えたんだと思って、またすぐ違う指のさきっぽを舐めたの。
そしたら、氷河は、
「ちがう、そこじゃないんだ…!」
って言うの。
だから、僕はまた別の指を舐めて……。


……氷河は結局、また、うーんと唸って寝込んでしまいました。
魔法の水 『ゆんけるすたー』も飲ませてみましたが、効き目はありません。

夕べは、結局、新しい技の開発も、昨日までに開発した技のおさらいもできませんでした。
僕はなんだか身体がうずうずしています。

僕の氷河は、いったいどうしちゃったんだろう。
僕は、とてもとてもとってもとっても心配です。



たれたれ瞬ちゃんへ



心配で胸が張り裂けてしまいそうな氷の国の瞬より