──その夜の、氷の国の氷瞬城・客用ベッドルーム。
「……何か間違ってるな、あの男は」
「うん、僕もそんな気がする……」
たれたれ氷河さんとたれたれ瞬ちゃんは、いつものように熱い眼差しで互いを見詰め合いました。
そして、ふぅ☆ と力の抜けた溜め息をつきました。
氷の国の氷河は、本当に男を捨ててしまったのでしょうか。
誰かが拾って届けてくれるといいのですが……。