ピンク : 氷の国の小人たち 1〜8号・10〜15号ちゃん
オレンジ色 : 9号ちゃん
: 氷の国の氷河
: プルーストさん 心の声



Q23 一番好きな散文作家は?



「さんぶんってなーに?」
「簡単に言えばただの文章のことだよ。小説とか物語とかの」

「さんぶんさっかって、お話を書いている人のことだよね。すぐに思いつかないなぁ」
「僕たち、本を選ぶ時って作家より面白そうなタイトルで選ぶもんね」
「これから書庫に行って好きな本を選んでこようよ」
「それがいいね」
「よーし、じゃあ書庫に向かってしゅっぱつー!」
「しゅっぱーつ!」× 15


〜1時間後〜


「はぁはぁ……。本をここまで持ってくるのは無理だったから、選んだ本のタイトルを覚えてきたよ」
「忘れないうちに答えようと思って全力疾走したから疲れちゃった。ふぅふぅ」
 
「じゃあ各自、選んだ本のタイトルを発表しよう」
「発表しよう! おー」× 14

「甘い蜜の滴り」
「ミルク飲み人形の日々」
「マシュマロ気分で蕩けちゃいそう」
「めくるめく官能の甘い夜」
「マイ・スィートナイト・ダイアリー」
「狂乱のクリームパーティ」
「美味・蜜壺なめまくり」
「私の彼はお料理上手〜まな板プレイ」
「禁断の黄金棒100本勝負」
「愛のレシピ集・食べられ上手」
「危険な昼下がり・誘惑のティータイム」
「凄腕シェフ・真夜中のレッスン」
「甘美な罠と戸惑いの唇オールナイトでおなかいっぱい」
「怒涛のバレンタイン作戦チョコもいいけど私もねv」
「誘い上手なミルキーボーイ」


(うー……ん。好きな本のタイトルやなくて作家なんやけど、小人さんたちが一生懸命覚えてきてくれたもんやから、ま、ええとしよか)


「ねぇねぇ、氷河ー氷河」
「僕たちの選んできたご本、読んで聞かせて」
「あ……ああ……(へろへろ)」
「さっき僕たちが発表したタイトルの本を書庫から持ってきてね」
「よし、わかった(ふらふら)」


〜1時間経過〜


「はぁ〜……。氷河ってば遅いね」
「なにやってるんだろうね」
「僕、待ちくたびれたよ」
「僕も……眠くなってきちゃった」
「氷河が戻ってきたら、びしっと言ってやらなくちゃ……あふ……」
「そうだね〜……ふぁ……」


(あらら……。小人さんたち、待ちくたびれて寝てしもたか……。氷の国の氷河はんは、どこで油売ってはるんやろ?)


「うううう……。甘いミルクが壺一杯でまな板レシピの凄腕ミルキーバレンタイン……」
↑ 書庫で玉砕中。


一体他にはどんな本が!?
謎が深まる氷の国の氷瞬城の書庫!
なんだかオトナな23問目終了〜