その団結を一層強固にし、気合い充分で、『第4回1号&2号&3号&4号&5号&6号&7号&8号捜索大作戦』にとりかかった小人たちが、次の次の次に集結した、運命の亥の刻。

きっちり予想はついていましたが、花のお江戸の湯屋の番台前に集合(?)した小人はたったひとり。
オオイヌノフグリの間担当の9号とキツネノボタンの間担当の10号とオドリコ草の間担当の11号とウシハコベの間担当の12号とオナタビラコの間担当の13号と緑ハコベの間担当の14号の姿が綺麗に消えて、そして、ひとり残された15号の甘〜い気持ちは14倍になっていました。

「ああっ、僕、もう、この14倍になった甘い気持ちに耐えられない! みんな、どこに行ったの〜っっ !? 」

もちろん、15号は仲間たちを求めて、『第5回1号&2号&3号&4号&5号&6号&7号&8号&9号&11号&12号&13号&14号捜索大作戦』にとりかかったのです!


15号が仲間たちを求めて、『第5回1号&2号&3号&4号&5号&6号&7号&8号&9号&11号&12号&13号&14号捜索大作戦』にとりかかった頃、銭形氷河は──。

「おおーい、1号、2号、3号、4号、5号、6号、7号、8号、9号、11号、12号、13号、14号やーい!」
と叫びながら、男湯の客の背中を流していました。







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