「アルビオレ先生は、毎年『小人さんの森彫刻高原』に来てるんだから、もしかしたら、彫刻のあるとこを全部知ってるのかもしれないね」
「うん」

本当は、ロシアのお友達はアルビオレ先生を脅して、彫刻のありかを聞き出そうかと思いました。
が、それは最後の手段として取っておくことにしました。

ロシアのお友達は、どんなに辛く痛い目に合っても、できれば瞬ちゃんとふたりきりで、全部の彫刻を集めたかったのです。






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