「おまえは汚れない。おまえに罪はない」

それが、僕が僕自身に言い聞かせている声なのか、あるいは氷河の声だったのか、僕にはわからなかった。



「おまえは、いつまでも綺麗なままだよ――」


僕は“彼”の言葉に頷き、そして、安らかな気持ちで自分の意思を手放した。






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