35000カウント記念小説


35000カウントをGETしてくださったのは、みしぇさん。


お題は、


『 ソフト鬼畜 』

『 氷河を意地悪な奴にしてください 』


とのことでした。



いや〜、「来るべきものがついに来た!」という感じのリクエストでございますね〜v 
頭に『ソフト』がついているあたりが、氷瞬らしいような、キチクになりきれないみしぇさんを表しているような……。


はい。何はともあれキチクです。
以前、冬コミ後のお食事会で、氷瞬界キチク御三家のお1人、某カリンさんに、軽く『キチク』についてのレクチャーを受けたのですが、その際、カリンさんは、
「基本的に、氷河が瞬ちゃんの嫌がることをすれば、それがキチクなの」
とおっしゃっておいででした。


瞬ちゃんが嫌がってるのに、瞬ちゃんを地下室に閉じ込めて、
瞬ちゃんが嫌がってるのに、くだらない駄ジャレを連発する。
これもキチク。

瞬ちゃんが嫌がってるのに、瞬ちゃんをお城の牢に閉じ込めて、
瞬ちゃんが嫌がってるのに、下手な腹話術を演じてみせる。
これもキチク。

瞬ちゃんが嫌がってるのに、瞬ちゃんをホテルの一室に閉じ込めて、
瞬ちゃんが嫌がってるのに、求愛ダンスを踊りまくる。
これもキチク。

――なのだそうです。


私はもちろん、キチクの大御所のお教えに従って、今回の話を書かせていただきました。

瞬ちゃん、目一杯嫌がってます。
それはもう、嫌がってます。
『嫌よ嫌よも好きのうち』どころじゃなく、嫌がってます。

なので、これはキチク話。
キチク話です。
しかも、ちゃんとシリアスです!(あ、嘘じゃないです)

自分でモーソーしてた部分は、かーなーりー削りましたが。
(いや〜、勇気がね〜。なかなか湧いてこなくて;; 私のアタマの中では、氷河ってば、あーんなことやこーんなことをしまくっていたのですが、そこはもう、なんつーか……。できれば、お読みくださる皆様方で、好みのキチクを付加してやってくださいませ〜)
(相変わらず、卑怯の極みである)


みしぇさん、すみません〜;;
でも、きっと、みしぇさんなら、私が考えていたあーんなことやこーんなことより、もっとすごいあーんなことやこーんなことを考えて、この話をお読みくださるものと、私は信じています!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
(ほんとに卑怯だな;;)


えーと、で、タイトルの『無原罪の御宿り』は、できれば、『むげんざいのおんやどり』と読んでいただきたいです。
(『おやどり』より、『おんやどり』の方が響きが好きなの)
(好きなだけかい?)
(他にどんな理由が要るのだ?)
(いりません。ごめんなさい)
(わかればよろしい)

これはもちろん、聖母マリアのことです。
マリアは、イエスを身籠った時点で、すべての人間が背負っている原罪(イブとアダムの犯した神への不従順ですね)を取り除かれている……というアレです(詳しくはこちら)。
ムリーリョのこの絵でご存じの方も多いのではなかろーか。
(↑ あんまり大きな画面で見ない方がいい……と思う。私、この絵のマリアの上目使いが嫌いなのです;;)


そーいや、某扉絵で瞬ちゃんが背負っていた百合の花。
あれって、聖母マリアの象徴で、受胎告知の絵なんかには必ずでばってますが、
『汚れた大地の上の雪のように白い百合』
イコール
『母なる大地によって汚されることのない百合の花』
イコール
『原罪を犯したイヴの子孫であっても汚れのない聖母マリアの象徴』
なのだそーで。

そんな罪を怖れて、カレーが食えるか! やおいが書けるか!
おまけに、百合の花粉のしつこいこと、邪魔なこと。
離れたくても離れてくれない、離れられない。
姿や色ばっか見て、実際を知らない者の言い草よね、百合=純潔って。



それにつけても、私って卑怯……。
キチクって、もしかしなくても私自身のことかもしれません〜;;  





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