148000カウント記念小説


148000カウントをGETしてくださったのは、てぃんくるさん。


お題は、

『ココロとカラダの不一致』

『えっちありだと、かなり嬉しいかも』


とのことでした。




てぃくるさん、リクエスト、どうもありがあうあうあううう〜;

すみませんっ!
まず最初に、何はともあれ謝っておきます。
今回の話、お題に応えきれていません。
本当に、ほんっとーに、ごめんなさい!

何だかもう、まじに自分で自分がわかりません。
前回の139900カウント話では、えっちのご希望もなかったのに、(ほとんど具体的描写はないとはいえ)あーゆーことをしておいて。
いざ、えっちを希望されると、これですか、私;

あー……。
まあ、でも、とりあえず、言い訳をば。

実は、私が突然プラトニックラブ萌えに襲われたのは、NHKのテレビ絵本・『あらしのよるに』の再放映のせいです。
『あらしのよるに』は、これまでにも何回か放映されていて、私はそれを何回も見ています。
『絵はちょっと恐いけど、とてもいい話、どきどきする話、切ない話、ラストが許せない話』として、それは私の記憶の中に埋もれておりました。

なのに、なぜか今回に限って。
『これって、究極のプラトニックやおい話じゃない?』
という考えが、私の意識上にぽっかりと浮かんでまいりまして。
そして、その瞬間から、私は急性のプラトニックラブ萌え病にかかってしまったのです。

んーと。
私はいつも、その時々の気分で、自由気ままな萌えに従って、氷瞬話を書いています。
そして私は、意思の力で、自分の気分を変えることができるほど修行を積んだ人間ではありません。
結局、私は、プラトニックラブ萌えから逃げることができませんでした……。

てぃんくるさん、ほんとにほんとにすみません〜;(ぺこぺこぺこぺこ∞)
あ、でもですね。でもでもですね。
私、プラトニックな恋って、ものすごーくセクシーなものだと思うのです。
えっちに慣れちゃって、氷河の前で脚を開くのも平気になっちゃった瞬ちゃんと、氷河の指先がちょっと手に触れただけで、びくぅ☆ となる瞬ちゃん。
そのどちらが、より性的なことを意識しているのかと言えば、それは、指先びくぅ☆ な瞬ちゃんの方なのは考えるまでもないことです。

えっちは、できなければ、できないがために、したいものなのです。
今回の話の2人だって、できるものならしたいはず。
でも、できない。
それもまた、ココロとカラダの不一致なのですわ……(言い訳である)。


話は思い切り脱線しますが、今回の話を書いていて思いだしたこと。
その昔、二葉亭四迷がツルゲーネフの『アーシャ(邦題は『片恋』)』の中のセリフ・『 I love you (←実際にはロシア語)』を訳すのに困って(当時の日本人は『愛してる』なんて言葉、使いませんでしたから)、結局、それを、『私、あなたのためなら死んでもいいわ』と訳したそうな。
『(彼になら)殺されてもいい』と思う、この話の瞬ちゃんも、要するに『 I love him 』なのですわ。

で、そこから派生して思い出したこと。
その昔、夏目漱石は、『 I love you 』を『私はあなたを愛しています』と訳した生徒を叱りつけ、
「日本人が『愛しています』なんて言うはずないだろ。『月が綺麗ですね』とでも訳しておけ。日本人にはそれで通じる」
と言ったそうな。
これもまた、面白い逸話。さすがは文豪。

つーか、↑ これは氷瞬話にいいですね〜。

氷河に、『月が綺麗だな』と言われて、『これって、僕を好きってこと!? それとも、ただの挨拶!?』と悩む瞬ちゃんとか、
瞬ちゃんに、『月が綺麗だね』と言われて(←ただの呟き)、『やっぱりそうだったのかー!』と喜び勇んで、瞬ちゃんを押し倒す氷河とか。
もちろん、この場合、『やだ……月が見てる』は、なくてはならないお約束ですv


ま、それはそれとして。
日本人は、本来、行間・雰囲気・仕草等を読み、感情や要求を言葉で明言しない民族ですよね。
現代社会では、日本人らしいそういう趣って、誤解を招く危険性もあって、あまり美徳とはされないでしょうけども。
でも、言葉ではっきり言わないのって、確かに誤解を生む危険性はありますけど、嘘を生む危険性は少ないと思う。
行間で嘘を(ばれない嘘を)つけるほどの相手なら、私はむしろ惚れてしまう。それで騙されても悔いなしです。
(↑ もしかしなくても、氷河とは正反対のタイプですか、こういうヒト)


ちなみに、こちらがシベリアオオカミさん。
こんな話を書いておいて何ですが、あちこちのオオカミさんサイトを巡っていて、オオカミさんたちのあまりの美しさにくらくらしちゃった私です(剥製よりは、生きているオオカミさんのがずっとずっと綺麗ですね。そして、動物園にいるオオカミさんより、自然の中で暮らしてるオオカミさんの方がはるかに美しい。……当たり前のことですけど)。
でもって。
瞬ちゃんのために羊を殺せる氷河もまた、オオカミなのですわ。


それにしても。
この、秋の空のように変わりやすい、私のえっち波と清らか波、必要な時に必要な方だけを呼び出す方法はないものなのでしょうか……。






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