164000カウント記念小説


164000カウントをGETしてくださったのは、ゆうたんさん。


お題は、

『事故に遭いそうになった子を助けるために記憶を失ってしまった瞬くんに対してとった氷河の行動とは?(裏でも構いません。Hありで)』


ゆうたんさん、初めてのリクエストですね。
最近、キリリクをいただけてなかったので、とっても嬉しかったです。
本当にありがとうございます!


でもって、さてさて。
世界三大料理は、おフランス料理と中華料理とトルコ料理(トルコ料理じゃなく日本料理だと、私は、つい最近まで信じていました;)。
そして、世界三大スープは、ふかひれスープ、トムヤンクン、ボルシチ、ブイヤベース(三大スープがなぜ4つあるのかは不思議ですが、どういうわけか4つあるのが通説なんですよね)。

では、やおいの五大シチュエーションは何でしょう?

【答え】
失明、記憶喪失、薬物中毒、雪山遭難とあと一つ(これが謎)。

つまり、これがどういうことかと言いますと、今回のお題である『記憶喪失』は、これまでの長いやおいの歴史の中で、多くの書き手さんが作品化し、おそらくはたった今も、どこかで誰かが書いているネタだということです。
つまり、『記憶喪失』というお題は、人と違う話を書くのがとても難しいお題なのです。

確かにある意味では書きやすい。が、書きやすい反面、陳腐な展開になったり、以前に誰かが書いたものに似てしまったりする危険性も大変に大きいわけです。

あまたのやおい書き(にも限りませんが)が書き続けてきた題材だけに、もちろん お約束の展開もあります。
その最たるものが、「俺を思いだせ」と言って無理矢理えっちに突入し、それで思い出したらめでたしめでたし──のパターン。
しかし、さすがに今時これは書けませんでしょう。

他にもパターンは色々あります。思いつくパターンをつらつらと挙げてみますと。
(1) もともと恋人同士だった場合
→ 紆余曲折あって、思い出してハッピーエンド。
このパターンは、ほんとにいつまでも思い出さずに、死の間際に思い出して切なく終わるというパターンもあります。
(2) もともと恋人同士だったが、最後まで思い出さない
→ 思い出さないまま、もう一度好きになる。
(3) もともと恋人同士だったが、最後まで思い出さない
→ 別の人を好きになる。
(4) もともと疎遠だった場合(特に多いのは、AがBに片思いしてて、Bが記憶喪失になる場合)
→ 先入観なしでAを見ることができるようになったBがAと恋に落ちる。
(5) (3)の延長として、記憶を失っていた時期ではなく、思い出した後の出来事に焦点を当てる(恋人2人ですから)。

──とまあ、ふっと思いつくだけでもこれだけ。

で、私が何を言いたいのかと申しますと、今回私が書いた話も、どこかで誰かが既に書いたことのある展開なのかもしれないということ。
私はそれが、実はすごーくすごーく不安です;


更にまずいことには。
記憶喪失ネタの処理に気をとられすぎて、私のアタマの中から、お題の『Hあり』がすっかり消えてしまっていたのですねー;
いったんラストまでプロット作ってから、『Hあり』が抜けていることに気付きまして、『これはいかん!』と慌てて、Hシーンを挿入いたしましたが、こういう話の作り方ってどうなんだろう……?(マズいに決まっています)
これがホントの無理矢理えっち。
笑ってやってください……(その前に謝るべきですね。ごめんなさい)。


それから。
今回話の中に出てきますSFサッカー映画は、もちろん『少林サッカー』です。

書いていて、
『ウチの星矢は、いったいこれまでに何回、氷河と瞬の××を見てしまっているだろう……?』
と、真剣に悩んでおりました。
これは、やおいのパターンではなく、我が家のパターン。
ただ単に、青銅聖闘士の中でいちばん勢いよくドアを開けそうなキャラだというだけで、星矢ちゃんには本当に申し訳ないと、いつもいつも思っています。
できることなら、私が代わりたいくらいです。


そんなこんなで、久し振りのキリリク話が、えっち挿入な話になってしまいまして、大変申し訳ありません;(後から入れたえっちシーンって、おほもだち話なだけに、それで正しいような気もしますがv)(阿呆!)

毎回毎度の決まり文句ですが、どうぞ今回も寛大なお心で読んでやってくださいませ〜。






164000カウント記念小説 入り口










MENUへ記念MENUへ7番目の花壇MENUへ