■ サクリファイス 〜供犠〜 あとがき ■





◆◇◆ ではまず、今回のパターンポイントから ◆◇◆

接点がないキャラ同士の、こじつけカップリング
地上の平和のために屈辱に耐えているはずなのに、いい気持ちになっちゃう瞬ちゃん
氷河の目の前で、他のキャラに××される瞬ちゃん
とにかく、瞬ちゃんが愛されまくっている
瞬ちゃんが、いいカラダ&お道具の持ち主である
『氷河、見な……』
『カラダの方が正直だ』
愛のために、(とってつけたように)強くなる氷河=『愛の奇跡』





◆◇◆ 今回の反省点 ◆◇◆

氷河が嫉妬に苦しむ描写が少ない(怒ってはいるけど)
氷河が瞬ちゃんを綺麗に(;;)してあげるシーンを入れられなかった
『今度は、おまえの凍った心を俺が解かしてやる』を氷河に言わせられなかった
以上3点は、前回と同じ反省点です。
特に深く反省するように。

第一章と第二章の間で『朝ちゅん』をするつもりだったのにできなかった
アベルの聖闘士たちの、イタズラ&××を書けなかった
なぜ、なぜ、『見ないでっ!』と、はっきり書けないの〜っっ !?
せっかく強くなったのに、あんまり意味がなかった氷河
あまりに違和感ありすぎ&パターンからハズれたラスト
(これは非常に深刻な問題点なので、ページ下 ↓ に考察欄を設けました)

以上の反省点を、次回に生かしたいと思います。




◆◇◆ 今回の爆笑ポイント ◆◇◆

■ 数千年ためていた神サマ







◆◇◆ 今回の失敗の原因考察 ◆◇◆

というタイトルの、創作秘話

掲示板にも書かせていただきましたが、私は、ラストを決めずに、この話を書き始めました。
ラストどころか、展開をほとんど何も考えずに書き始めたと言っても過言ではありません(黒い畑の主眼は、話を読んでもらうことではなく、パターンの追求ということになっていますので、それでもいいと思っておりましたのです。どうにかなると思ってもいた)

今回、話を書き始める時に、私が決めていたことはただ一つ。
『お願い、氷河、見ないで』なシーンを書くこと。
それだけでした。

そのシーンに持っていくための設定を考えて、話を書き始め、目的のシーンを書き終わった後のことなんか、まるっきり考えていませんでした。パターンでどうにかなると思っていたからです。
ちなみに、この場合の最もオーソドックスなパターンは、『氷河の目の前で××されちゃって自暴自棄、もしくは、精神的に少々おかしくなってしまった瞬ちゃんを、氷河が自分との××で立ち直らせる』でしょう。

ところが、へたに強大な力を持つキャラを瞬ちゃんの相手に選んでしまったから、さあ大変。氷河は、瞬ちゃんを取り戻せません。よって、自分との××で瞬ちゃんをキレイにしてあげることもできません。

ご参考までに、こーゆー場合の本来のパターンは、

(1) 怒りのために、氷河が突如超人的な力を発揮して、瞬ちゃんを奪い返す。
(2) ショックで自制心を失った瞬ちゃんが、突如“本気”の力を発揮して、狼藉者を倒す。
(3) 用が済んだので、狼藉者は自発的に姿を消す。

あたりでしょうか。

が、今回の狼藉者はなにしろ、強大な力を持つ神サマなため、(1)(2)はあまりに不自然 & 狼藉者は瞬ちゃんにほの字なため、(3)もなし。
かくして、我等が氷河クンは、アベルとまともに闘って、愛しの瞬ちゃんを奪い返さなければならないことになってしまいました。
そのために、ちょっと氷河にオトナになってもらったりもしたわけなんですが〜;;

で、ここからが本題です。
最終章を書かなければならなくなった時(『ならなくなった』って、あーた;;)、私が考えていたラスト。

瞬ちゃんに庇われたアベルが、瞬ちゃんのために、冒頭第1章のところまで時間を戻す。
(この場合、アベルには1〜7章までの記憶があり、瞬ちゃんのことを思いながら、倒されていくわけです)
(これは、それなりにウツクしいラストに持っていけるのですが、それまでの氷河と瞬ちゃんの経験と学習が無効になるという、致命的な欠陥があります)
アベルは氷河に倒される。そして、最期の力で、瞬ちゃんのために、自分との愛ヨクの日々の記憶を消してしまう。
(ただし、これは、私自身が、ミッドガルド氷河話で使ったことのある手なので、ちょっと△)
瞬ちゃんに庇われたアベルが、人間共の優しさを認めるに至り、自分から去る(死ぬでもいいですし、自らを自らの手で封印するでもいい)。
実は、パターン中のパターンなので、ぜひやりたかったんですけど、読んでくださる方々の怒りと蔑みと爆笑が恐くてできなかった、夢落ち。


エピローグとしては、

氷河と瞬ちゃんの愛の××
氷河と瞬ちゃんのちゅう(あんな××まみれな日々を過ごしてきたのに、ちゅうひとつでこんなにトキメくなんて……てな感じに話を持っていく)

あたりを絡めて、大団円……にしようと思っていたわけなのです……がっ!

……キャラが自己主張を始めたら、もう書き手の思い通りには動かせませんね。
撃沈しました……。



◆◇◆ 今回の教訓 ◆◇◆

たとえパターン話といえども、ラストはちゃんと決めてから書こう!

しくしくしく……;;





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