second step
王との謁見を済ませ、控えの間に戻ると、瞬は崩れ落ちるように氷河の腕に倒れ込んできた。
王との謁見に気力を使い果たしてしまったらしい瞬を抱きかかえるようにして、絹張りの長椅子へと導く。
腹芸を商売道具にしている氷河ですら、王の前で緊張していた自分に、その時になってやっと気付いた。
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