蕾の少女は明日になれば王冠になり剣を携え金塊を台に自分で立つ。
力強く風にそよぐ少女は弱さの破片など少しも残さないだろう。
そう、他を切り捨てる事の恐怖から逃げ出した弱さのかけらなど。


「じゃあ、お前は一生花にはならないな。」

風に遊ぶ少女達に囲まれた氷河と瞬の約束は彼女達と彼らだけの秘密の約束。