しゅんねこと ひょうがねこに しあわせにしてもらった みんなが 泣きました。 100万回も 泣きました。 しゅんねこと ひょうがねこが もう 生まれかわってこないことは みんな わかっていました。 みんなは ふたりの おはかに 白いお花を そなえました。 白いお花は 100万本も ありました。 それは、しゅんねこと ひょうがねこに みんなが もらった しあわせの かずでした。 さいごに、 しゅんねこが ひょうがねこに あげようとした 白いお花が かざられました。 そして、みんなは それぞれの ばしょに 帰っていったのです。 しゅんねこと ひょうがねこと 同じように、 だれかを しあわせに するために。 |