氷河。
きのうは たいへんでしたね。
マーマのことで からかわれて、かなしかったのね。
でも、あんなことは もう してはいけません。

市くんは、氷河に ひどいことをいいました。
でも、氷河は、市くんのきもちも かんがえてあげて。
氷河は マーマとずっといっしょにいられたでしょう。
でも、市くんは、小さなころに おかあさんとおとうさんがしんで、おかあさんのことを なにもおぼえていないの。
市くんはきっと、マーマのことを おぼえている氷河が うらやましかったんだとおもいます。
そして、かなしくて、くやしかった。
市くんは、氷河のように、マーマのおはなしができないことが かなしかったのです。

氷河がマーマのことを大すきでいてくれることは、うれしいの。
市くんは かなしいきもちになったけど、氷河がマーマの おはなしをするのをきいて、うれしいきもちになっている人もいます。

人のこころは さまざまで、いろんな かんじかたをする人がいるのよ。
それを わすれないでください。






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