それから、瞬と氷河が どうなったのかは、書くのも馬鹿らしいので割愛します。 瞬は、人間界で五指に入るほど強大な力を持つ闘士に戻り、人間界で 最も可愛らしい人間に戻ることができました。 一度 故国に帰って、兄の期待に応えることができたという報告はしましたが、その後、氷河の国に戻ってきて、森の診療所で 病人や怪我人の診療は続けたようです。 氷河が北の国の王子様（本当は王様）だと知らされて 驚いたり、呆れたりしたようですが、それで氷河に対する瞬の気持ちが変わることもありませんでした。 時々 地上世界に現れる邪神や悪い魔女と戦いながら、瞬と氷河は幸せに暮らしました。 生まれたままの自分を否定されることなく、人を愛し、人に愛されて 生きることができる世界。それを許してくれる人。 もちろん、瞬は幸せに暮らしました。 そんな瞬を大好きな氷河も、いつも幸せでした。 ナジャは、体長が２メートルを超える立派な雌ライオンになって、最近 ゴールディという雄ライオンに恋をしているようです。 Fin.
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