ターミ化奮闘記:01

なんでターミネーターズ?


そもそもターミネーターズって何ぞやという人はココを参照してね。


グリップが足りない!
 ジェベルを本来メーカーが意図した使い方とは全く違う使い方(峠で膝すり練習)をするようになり、それに伴ってグリップの不足を実感するまでになってきた。具体的には、コーナーの立ち上がりで、パーシャルからアクセルを開けていくとき、尻にリアタイヤを感じながらトラクションをかけていくと「にゅー」とか「にゅにゅ」っと滑るという現象のこと。これがかなり鬱陶しい。加速したくてもこれが原因でアクセルを開けることを躊躇する場面もある。これからサーキットランもすることを考えると実に頼りないことこの上ない。なので、ハイグリップタイヤが履ける17インチにしたいな、と。
 しかし、今となってはどちらかというとモタードのほうが有名であるわけで、実は最初、モタードにしようと思っていたのだが、ハブの流用案やら普通にリムとスポークをワンオフ案等いろいろ検討した結果、流用の条件がある程度揃っている他車種のキャストホイールを流用したほうが安いじゃんという結論に行き着いた。もちろん、スポークホイールみたいに飛んだり跳ねたりできないけれど、どうせそんなことはしないし、キャストでもそれなりに林道も入れるでしょとか安直に考えてみたり。
 ちなみに、今現在ジェベルに履かせているのはピレリのはMT90スコーピオンというタイヤ。普通に使う分には十分な性能を持っていると思う。峠でグルグルやって過酷な状況にさえ追い込まなければ滑るなんてことも皆無だし、雨の日の排水性も悪くない感じ。タイヤの名誉のために言っておくけど、普通に使っていれば全く過不足を感じないタイヤです。普通に使えばね(w


17インチ化豆知識
 ジェベルを17インチ化するためには二つの道がある。一つはモタード化。もう一つはターミネーターズ化だ。
 17インチ化をしようと考えたとき、流行もあるし、モタード化しようと考えるのが普通だと思う。しかし、ジェベルにはリムとスポークのキットの適合がない。DR-Z400SやRMX250Sのキットが使えそうな気もしないでもないが、使えるかどうかは不明。試してみるにしても、実験のためだけに8万近い出費を考えるとできないし・・・。DR-ZとRMXとジェベルのホイールをそれぞれ前後入手して、全部バラしてハブとスポークとリムの互換性をチェックするという手もあるが、面倒くさいし成功率は低そうだ。しかし、モタード化への道が一切ないというわけでもない。それはメーカーにワンオフで作ってもらうという選択肢だ。正直、これはオススメできない。なんといっても高い。RK EXCELにフロント3インチ、リアが4インチのリムの製作を頼んで、スポークも専用の業者にワンオフを頼むとパーツ代だけの合計で10万弱はかかる。更にここから組み込みの工賃とタイヤ代やらチューブ等の費用を考えると、最低でも14万は軽く飛んでしまう。しかし、幸いなことにジェベルのフロントハブはRMXと共通なので、RMXのリアホイールさえ移植できれば、RK EXCELのスーパーバイカーズキットが使える。更に、RMXのリアのアクスル径は20mmでジェベルと同じで、スプロケットも共通部品だ。まぁ、ボン付けでチェーンラインが出るかどうかはまた別の話だが。ディスクローターはジェベルが220mmなのに対し、RMXは240mmなのでキャリパーサポートをワンオフするか、RMXのリアキャリパー周りを一緒に流用する必要がある。リアキャリパーもボン付けできるかは不明。これならRMX用の市販のキットが使えるし、スポークが破損しても8000円程度で済む。フロントのハブがDR-Zとも同じであれば同じくリアホイールを流用し、フロント3.5、リア4.25のリムが履けるわけだが、情報が少なく定かではないので、ヘタするとフロント周りも流用することになる。更に、リアのアクスルシャフト径がジェベルよりも太いとのことなので、RMXのハブを流用するときよりも面倒くさいことになるだろう。ちなみに、某ジェベルオーナーズクラブの方でリムとスポークをワンオフした方によると、リアは4.25リムで150サイズが干渉なく履けているらしい。正確にはチェーンラインとタイヤのクリアランスが5mm程度とのこと。
 対して、もう一つの17インチ化への道はターミネーターズ化だ。要はロードバイクのホイールを流用してしまおうという話。素人目に見ると逆にこちらのほうがお金がかかりそうだが、ちょっと頭を働かせて、きちんと理詰めでデータが取れれば、そこまで難しくはないし安上がりだと思う。もちろんカラー等の製作は機械加工屋さんに頼むつもり。ちなみに、フロントはNSR250R用のホイールを使い、リアはCBR400RR用のホイールを使う予定。これらの部品を使う理由は、NSRのフロントホイールはアクスルシャフト径が20mmとジェベルよりも大きく、ダブルディスクなのでホイールの正方向で組み込みが可能。リム幅も3インチと110/70-17が履けるし、NSRはスピードメーターの取り出しがフロントのドライブスプロケットからなので、ホイールカラーが最初から左右で存在しているから採寸がしやすいし、ダストシールも左右であるからメンテナンスの面から見ても有利。リアホイールはCBR400RR用で4.5インチのリム幅になる。正直、太すぎるような気がしないでもないが、上記の方の4.25リムで150幅は履けているという情報から、いけるのではないかという判断。できなければ140幅を履けばいいし。更にジェベルのリアのアクスルシャフト径は20mmだが4インチでホンダの6本スポークホイールは17mmしか存在していない。流用するホイールのシャフト系のほうが太ければカラーでなんとかできるものの、細い場合はベアリングから変えなければいけないので面倒くさいことになる。CBR400RRはチェーンサイズが525だが、AFAMから520コンバートスプロケットが出ていることを確認済みなので問題なし。ディスクローター径も220mmとジェベルと同じなので、座面をどうにかするだけでジェベルのキャリパーがそのまま使えることもメリット。


 グダグダと書いてきたが、何はともあれ、やってみないことにはわからない。失敗したら笑ってやってくださいな(w



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