窯イラスト
窯(かま)
窯場です。
窯の焼成温度は1240〜1260度、磁器も陶器も同じ窯で焼きます。
素焼きは850度、すこし高温で焼きます。
いまどきの窯にはマイコンである程度の温度管理をしてくれるものが
ありますが、便利だなあと思いつつ黒羽陶工房では全手動でしています。
ですから窯焚きはずっと窯のそばについています。
たまに、炎をのぞきこんではうっとりとしています。
黒羽流窯の選び方・ちょっとマニアックな話
黒羽の窯は、ガス窯です。
暖かい地方と違い、北海道ではブタンガスの使用が一般的でない為、
プロパンガスを使用しています。北海道の窯元さんは電気窯の
割合がかなり多いようですが、迷った挙句、ガス窯にしました。
決め手は、炎をじかに感じたかったこと、また磁器を焼くので
ムラ、降りモノが少ないこと、扱いに慣れていること、
そしてガスの供給や安全管理がしっかりしている業者さんと
知り合いになれたことです。
燃料費はまだまだ安価とはいえませんが、その管理体制が
きちんとしていて、燃料切れやガス漏れを24時間電話回線で
チェックし、ガスボンベではなく専用タンクにガスを
注入するので設置場所も融通がききます。

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