★ Jun.15,fri. ★ | |
●降り立った空港からして冷房が強で効いていて確実に南へ移動してきたことを実感する午後1時。中正国際空港から台北中心部までは車で30分〜45分。片側6車線のもう滑走路としか思えない（現にそれを想定して作られたのだろうか）フリーウェイを利用してもそれぐらいかかる（20kmぐらいか）。当然の事ながら中心部に近付くにつれ混雑。5年程前に来た時とは随分町並みが変化しているようだが、相変わらず壊しては建ての繰り返しの様子。ランドマークすら変わってるようだ。 ●まずは両替え。ほぼ正規レート(?)で￥10,000＝NT＄2470／1元≒3.7円で換金。そのまま有無を云わさずパックツアー旅程に入れ込まれているエバーリッチDFSへ連れて行かれる。が、勿論ブランドものなぞ買わないので（化粧品は既に成田で購入済み＜時間節約）、ひとり売り場を抜け出して同ビル1階角のスターバックスへ行く。台湾まで着てスタバ？とも思ったけどね。アイスカフェモカ／トール＝100NT＄。日本と変わりません。因みにショートサイズはない。メニューも一緒で例えば同じ世界的FCのマクドナルドみたいに御当地メニューは一切なしなのでつまらんと云えばつまらない。タピオカ入とか売れば良いのにね。おねいさんは勿論北京語。指先確認で用事が足りる。なんかでもまだ感覚が慣れてない所為で北京語メニューの写真とか撮れなかった。（旅先だとどういう訳だかどうでもいい写真を取る傾向にある。普段は全然写真撮らないけども。) ●今回の宿泊はMRT善導寺駅直ぐの来来大飯店（ライライシェラトン）。地下鉄出口にほぼ直結の立地条件、周囲が学校や警察といった官公庁なので治安もバッチリだ。部屋は何故かスイートだった(笑)。ライティングテーブルが大きいとなにかと便利ねぇ。 ●直ぐに現地の知人に電話して合流。車に乗せてもらって淡水へ行く。当初は折角だからMRTで出かけるつもりだったが、知人の「淡水？名所は駅から遠いですー。僕が乗せて行きます」という一言で計画変更。好意に甘えることにする。地元っ子の裏道活用したルートで通り抜ける町中はゴタゴタしてて面白い。そして目を皿のようにしてYAMAHAの看板を探す私。「張震カワイイ（はぁと）」と云うと、はぁ？という返事だったが流石に李安／『臥虎藏龍』の名を出せばなんとなく分かったらしい＜顔。「張震に似ている青年を紹介しまーす」と云うので「いや、本人紹介してくれれば全く問題ないっす」と返してみた。（関係ないがこの日、当の張震は香港に行ってましたよ。） ●淡水は散策ゼロ。造成中の公園から伸びているボードウォークをたらたら歩いて終わり。淡水駅〜紅毛城までの観光(?)コースなんてちっとも歩かなかった。車移動の弊害ね。屋台も覗けずだいぶ物足りな気持ちになる。ボードウォークやその手前の堤防はおデェトスポットらしく夕方になると学生風の二人連れで賑わってきてた。夕日を暫く眺めてる内に気温も下がってきたんで車で台北市内へ引き返す。途中、「鐵蛋」を買ってもらう。ガイドブックで見ていた気になる食べ物の一つ。鶏卵を醤油で黒くなるまで煮込んでから乾燥させたちょっとした携帯保存食。八角じゃないけど独特の香辛料の匂いがするので駄目な人はダメって食べ物。私は気に行った。そうそう、淡水駅前はドドーンと吉野家があってがっくり度が高くなってるよ。しかも日本のそこらへんの店鋪より広いんだもの。学生街でもあるので、もっとゆっくりブラブラ歩いた方が断然面白いと思った。 | |
★ Jun.16,sat. ★ | |
●昨夜は鱶鰭やら蟹やら名前の知らない魚やら海鮮屋台料理。なんだか怪しいギネス記録保持者の店主に願い事成就の天灯を揚げてもらった。爆竹鳴らしつつ案外早い速度で揚がって行く気球で物凄い面白かった。気温は下がったとは云ってもクーラー利かせてる場所もあるぐらいの夜、ビールが旨くて云うことないっす。
●今朝は早起きしてホテルから2ブロック程離れた華山市場2階の阜杭豆漿に朝食を買出しに。ホテルの朝食券もあるけどさ矢張り地元な食べ物も食べなきゃでしょ。しかし朝から鬼の様に暑い。暑さが違うね、異様な湿度。またもやべっとりとした汗が出てくる。市場の二階となってるけど市場なんてないじゃん!と内心焦った所に屋台で朝食をとっていた女子学生二人連れを発見。字を見せると「あぁあそこね」と云う顔。一つ先の角まで誘導してくれた。なんだよ普通のビルの二階じゃん。踊り場では市場のおばちゃんが鶏絞めてまして活気を感じたよ。コケーッ！ま、それはさて置きお店は日本人はおろか観光客の姿さえゼロ。大抵は一人で朝食取りに来てるという感じの人ばかり。とっとと注文してさっさと食べて出て行くというパターン。例によって言葉は通じないが指差しで買う。 ●暑さの余りテイクアウトしてみた。一階の市場（にしてはチンケだが）を覗くとライチが売ってましたんで即購入。枝付きの2kgで320元。相場全然知らないので高かったかもしれないが良し。キロ単位でなんて普段買えないもんね。部屋に戻るとメイドのおばちゃんがベットメイクのタイミングを覗きに来た。ライチは皮の赤いのが新鮮で、茶色いのは水分が蒸発している証拠だそうです。日本じゃ茶色い皮のが殆どだよ〜冷凍もの多いしね。 >●ホテルの裏に「徳也茶喫」というお茶屋さんがある。どこかのweb台湾旅行記を読んでメモっていたのだけれど、まだ９時前なので当然ながら開いてない。鉄門の一軒家なので興味のある人は覗いてみて。有名なお茶屋さんらしいのでチェックしてみると思う。 ●開店時間と云えば台湾ではデパートは概ね11時開店です。太平洋SOGOの地階・食品売り場のみ9時開店。その代わりと云ってはなんだが安売りでその筋には有名な台北駅近辺のCD屋は9時前から開店してるっす。ど早めに起きて屋台で朝食、メインのお店が開くまでCD屋冷やかすってのも午前中の良い過ごし方かもしれないっすよ。 ●2日目の本日は烏来半日ツアーに日本から申し込んでいた。別口で訪台していた人々と合流して1台のバスで向かう予定だったんだが、出だしで挫ける。別口の20人を率いていた人がいきなり寝坊(怒)!!遅刻するやつは逆さ釣りしれ!とか置いて行って良し!とか散々悪態を付きつつ1時間のズレ。そして烏来へ行く途中、乗り込んだ大型バスのタイヤがバースト。うらぶれてて正規営業しているとは到底思えないような修理工場で待つこと1時間、計2時間のロスタイム。参ったよ。 ●目的地の烏来は「烏来山地文化村」での少数民族の人たちの踊り見るというのを目当てにしていたんだが実際に連れて行かれたのは「酋長の店」ってな土産物屋の3階。やられた、土産物屋との合体技だ。従業員と思しき8人程の娘さん＆青年がポンチャックみたいにヘコヘコシンセ調にアレンジされた各部族の音楽に合せて衣装をとっかえひっかえしながら30分〜40分程踊りまくり。正調の音楽が聞きたい気持ちと妙なアッパーさ加減の音調の緩さ加減の心地よさの間でアンンビバレンツ。う〜んこのCD（というかテープ）欲しいかも・・・・と思っていたら最後の最後にさぁみんなで踊りましょうと全員ステージに上らされる。5分ぐらいグルグル回っているとポラロイドを持った従業員が登場、頼んでもいないのに民族衣装な人と2ショットを撮られる。そうです、後から売り付けるんですね〜ポラロイド1枚で「ニセンエーン」だって。朝食が2人分で300円で済むのに弐千円だぞ\2000、誰が買うかっーの。ニセンエン攻撃を躱して階下に降りるとそこは待ち構えていら別の従業員らによる「4本でイチマンエーン」攻撃だ。300円ぐらいにしか見えない翡翠のブレスレットだのお茶だのなんだの。だが、どう見ても金持ってなさそう＆買うそぶりが微塵もない私の所には誰一人売りつけに寄って来ないのには笑った。得意の抜け出し技で他の店を覗きに行こうとしたが生憎とスコール、一歩も外に出られない(苦笑)。「酋長の店」まで来る途中にぶらぶら通ってきたお土産屋ロードは買い食いマニアが大喜びしそうな各種飲料食料に、民族衣装のコピー製品やらグッズがいっぱいあったのにな。もぅ残念すぎる。そして合体技の現地半日ツアーは続く。 ●スコールで足止めされた一行の次成る行き先は昼食。烏来ったら茶葉料理のデカイ店で有名なんだよね、そこでお昼だと思うじゃん、来る時通ってきたし。しかーし合体技のこのツアーはなんと烏来、一歩も散策時間を持たないまま出発、一路、台北市内へと戻るのだった。烏来、ジェットコースター並みに飛ばしまくったトロッコと怪しい踊りだけじゃん。なんだよ！(怒) ●そうですもぅ予測が付いたね、市内に戻って連れて行かれたレストランは当然ながら土産物屋の2階だ。石鍋料理の昼食後、「ハイみなさん、下の階でお茶飲んで下さい。お土産もありまーす」と現地ガイドのおっさんが云った時はキレさせていただきました。「タイヤのバーストで1時間ロスしてるんだ、この後の予定がつかえている。一体いつまでこの店に居させるのだ。一刻も早く解放しろ。何時までこの店にいるのだ、はっきりしろ」と詰問口調で迫った。勿論、バックマージン貰うであろう彼が私の一言で速効予定を変えて我々を解放するとは思わなかったが、どうにも腹の虫が収まらなかったさ。周りの人は私が怒りだしたのでびびってましたが(苦笑)。 ●んな訳で腐りに腐った私は土産物屋を抜け出て、そこのビルの周りをミニ探検に。コンビニとか衣料店を覗いたり。んな中でふと通り過ぎようとした店先、目の端に引っ掛かった。そぅYAMAHAのバイク屋だ。店頭の垂れ幕がないのに店の奥に貼ってあったポスターが目に付いたのだ。げに恐ろしきは萌え心・・・（合掌）。奥で煙草ふかしてぼーっとしてたおっさんを手招きで呼んで「この張震が宣伝キャラのパンフレット1部ください」と目で訴える。「あぁ〜はいはいもってけよもぅ」ってなどうでもいい感じ。くれたおっさん、有難う！今日これまでの嫌な気分も全てこのパンフに免じて許してやろう、そんな気分になった。垂れ幕と同じポーズの写真は掲載されてなかったがダサーイ写真なのが良し。単純でスマン。MRT構内にあったエリクソンのA全版金城武ポスター3枚続きを見た時よりこのパンフがいいね。アホだ〜。でもいい（開き直り）。 | |
★ Jun.17,sun ★ | |
●中心地や繁華街ではそうでもないがちょっと離れると野犬というか野良犬が多い。犬のタイプも日本とは一寸違うみたい。 ●河原など川沿い、水辺は小汚い。直ぐに増水・洪水・氾濫してしまうのか？地下鉄の入り口も5段程階段を上がる構造になっている。遮断壁の前に堤防を築く作り。落葉樹が殆ど無く常葉樹メインの土地柄、気候の所為もありパパイヤは自生なのか郊外に行くと普通にそこら辺に実をならせている。 ●昨夜はパーティ。その前にSOGOで偵察＆買い物。バーゲン時期にあたったのでデパートはごった返している。made in italyの真っ赤なサンダルと薄いグレーのシューレース付き革靴をゲット。なんかさーあたし足のサイズでかいんですけど。普通にサイズ揃ってるのが嬉しすぎます。だから荷物になるのは分かってるけど海外旅行した時に靴買っちゃうんだよなぁ！あとなんかバリーとかセリーヌ、ディオールとか欧米ブランド店も全店20〜30％オフなので欲しい逸品がある人は狙い目みたいよ。 ●パーティ席上で。「10月に結婚なんですって？御芽出度う」って何処から聞いたんだよ、その話。っつーかあなたが「えぇまぁ。えへへ」とか返事してどうする？まぁいいですけど。パーティは色んな言語化飛び交ってて温いビールを前にしてなんやら分からず困惑。料理を摘むタイミングも逃しまくり。 ●再び抜け出して（こんなんばっかり）24時間営業の誠品書店＠敦化南路店へ。オシャレな店鋪だけど、そこら辺の開いてるスペースにガンガン座ってじっくり読んでる人々が大勢いる。LIBROとパルコブックセンターを足したような雰囲気。図版なんか探してる向きにはたまらんでしょう。書店へ行く途中の各種店鋪もおそらく22時までは平気で営業。23時でも開けてるところも多い。途中で立ち寄ったTOWER RECORDSでは特に収穫無しで。 ●今朝は買いそびれている家人等へのお土産買出しにまずは「中華工藝館」へ。ココは公営で午前9時から年中無休でやってるので台湾らしい土産を買いたいときには便利。色んな店鋪で値段比較して時間を取られるのが嫌な人はここで一括購入、活用しない手はないでしょう。なにしろ店員が煩く寄ってこないのが最大の利点(笑)。食料品（例えば茶葉やカラスミ、お菓子等）はあっても種類が少ないす。そういう食品が欲しい人は問屋街として知られる迪化街へ行くと良いって。筆談で工藝館の店員さんが教えてくれたよ。工藝館からタクシーで100元ぐらいらしい。例えばカラスミ、DFSで100元なものが40〜60元ぐらいで購入出来るそうでる。時間の関係で行けなかったけど聞いてるだけでも面白そう。築地とかアメ横みたいなところかな。 ●MRTでSOGOへ行きお菓子などごっそり購入。SOGO、日本と変わらない値段設定のブツもあるので迂闊には買えませんな。んでとっととホテルに戻り、7/11で朝っぱらからビール買って部屋で一息つく。12時チェックアウトなんだよな〜15：45離陸予定なのに。 ●パッキング済んでビール飲みながらボーッとテレビを見てるとレオン・ライの歌番組が。歌、上手いね〜なんて良いながら。
●空港に着くとなんと日本からの到着便の遅れで出発が17：15になりそうとのこと。お〜い、今まだ13：30なんですけど!?仕方なくゆるゆる〜と空港内カフェテリアで昼食を。ビール（またかよ）に米麺炒、牛肉炒、海老餃子、カスタード饅など食す。時間潰しがメイン。レコード屋にて台湾元の精算の意味で何枚か。 ●駆け足のニ泊三日。観光地は天気の所為等で散策出来ず外れだったけれど、5年振りに訪れた台湾はやっぱり面白かった。今度は西門町に行かないと(笑)。そーしーてー最大の残念な事は上映中の『愛［イ尓］愛我』を観れなかった事だす。看板すら見れてね（号泣）。今回会えなかった知人を訪ねてまた来ようと思っただす。 | |