★ July 08, Thu. ★

●春先に続けて行った中国旅行に今年は行けなかったのがなんだか淋しくて、蒸し暑くて死人だろうと思いながら急遽、上海行きを強行。2年前にも行ったので特にこれという目的はあるようなないようなそんな旅となった。

●でも、目的もなく行くのは厭だ〜ということでホテルを楽しむという名の元、衝山馬勒野墅飯店(Heng Shan Moller Villa Hotel/マーラー・ヴィラ)に決定。Superior Executive Roomと呼ばれる旧館のツインルームだ。一室1500元。日本のホテル並みの料金だが、部屋は2〜3倍の広さ。エアコン/テレビ/冷蔵庫/大きな湯舟+シャワー/洗面台が2台/小さいけどサンルーム/テラス/やたらと沢山の箪笥/どっしりとした椅子が2脚、てのが主な部屋の仕様。天井は高いし、床は木のタイル。旧館だけあって床の傷なんか結構あるけど問題ないな。隣室は簡易ボールルームなので、夜間は無人だし、とても静か。増築を繰り返した建物なのか、ちょっとした探検気分で館内をちょこちょこ見て回るのも楽しい(といっても小さい建物なので直ぐに見て回れてしまうけれど)フロントには日本語を流暢に話すスタッフがいるので安心。でも夜勤の青年スタッフは「これから夜遊びだ〜ぃ」みたいな格好で飛行場に迎えに来たので減点な(苦笑)。解説はコチラがいいです。



★ July 09, Fri. ★

●前回上海に来た時は疲労の余り入場しなかった豫園にリベンジに行くのも今回の目的の一つ。周囲が上海老街だったり、豫園旅遊商場だったりでキッチュさ満載のあの中はどうなっているのか・・・。

●さて、例によって午前中から全力で動きだした我々は、前年の北京で味をしめた淡水パールの店を求めて襄陽服装礼品市場へと繰り出した。ここは身につけるものならなんでも雑多にある、小売り店舗あひしめき合っている屋外市場。屋根はあるけどまぁアメ横みたいな感じか。

●市場の入り口付近はニセモノを売り込もうとする奴らが群がって襲ってくるので、気が弱い人は取り込まれないようにしないと次々湧いてくるから要攻略のこと。私は「財布も鞄もいらねぇ〜YO!!」といいながら擦り抜けてましたが、ニセモノが欲しい人には天国じゃないですか、違法ですけどね。私はトルコ石、淡水パールを使用したネックレス3本を購入。



←&↑ 外灘:つねにガスがかかっているような

↓ 2点とも南翔饅頭にて:小籠包と雲呑


南翔饅頭店とは別の店と云う話もあるが似てる似てる店名の南翔饅頭@茂名南路で軽く小籠包(2籠で7元)を摘んで、一旦ホテルへ戻り、外灘(バンド)にあるその名もM on The Bundへ遅めのランチへ。出来たばかりとの事だったので明確な場所が分からず、ひとまず近くであろうランドマークのウェスティンホテルまでタクシーで移動してから徒歩で5〜10分ぐらい歩いたかな。ビール+ビシソワーズ+サーモンケーキ+ピーチソルベ+コーヒーで215元。高っ!ビルの最上階なので夜は浦東を望む夜景目当てのレストラン+バーの利用客で予約が取り難いらしい。晴れていれば地上の喧噪から離れるので昼間でもいいかも。

●ぶらぶら外灘沿いを散歩しながら豫園まで移動。偶然にも数年前にほんの一瞬仕事をご一緒した某ゲームメーカーのクリエイターNさんをお見かけ。上海でこんな人を見かけるなんて・・・と、びびる。



豫園の中は観光客が沢山で、蘇州の庭のようだった


●上海老街で休憩。移動して南京東路〜人民広場〜香港名店街をうろつく。笑えるTシャツなんかを探していたのだが、つぼにはまるいいブツと遭遇できず。残念。しかし2年前と比べると街がかなり変わっている。地下鉄駅前にあった大きなビルがまる一区画ごと取り潰されてたり、デパートが閉鎖されていたり、ぼろアパートがあった区画は立派な公園に様変わりしていたり・・・。ぬかるんでたり生ゴミが散乱していた歩き難い路面が改善されるのはこっちとしてはいいけれど、知ってた町並みが変わるのは一過性の旅行者である私にとっても、ちょっと悲しいもんだな。ということでこれから中国に初めて行こうと考えている人は。上海に行くと「東京と変わらないじゃん」つって軽く失望されるかもですわ。


★ July 10, Sat. ★

●前年の北京でもお世話になったOさんが、SARS禍の転勤で上海へ移ったので再会。一度行ってみたかった茶城へ連れて行ってもらうことにした。

●中山公園の方角にある天山茶城にて。午前中の所為か人もまばら。数ある店舗の中から行きつけにしているという店舗など4軒ほどでお腹たぷたぷになるほど、たぶん合計10種ほどのお茶の飲み比べ。鉄観音茶、西湖龍井茶、大佛龍井茶、御猪口サイズの湯のみの急須を購入。全日にも天福茗茶@南京東路で西湖龍井茶を買っているので全部で2キロほどの茶葉を購入したことに。

●ランチの後はOさんと別れて、淮海路茂名南路をだらだら移動。暑くて暑くて体力を異常に消耗しながらの散策となった。ろうけつ染めのバッグやら例によってVCDやら彦祖表紙のファッション雑誌やらだらだら買い。またもや襄陽服装礼品市場へ行き、チュニックを買ったり、可愛いおねいちゃんに付いて行って怪しいビルの中のニセモノ屋を覗きに行きビビりながら退散してきたり。



★ July 11, Sun. ★

●今回はいい店がなくてバカ買いしてこなかったVCD/CDなんだが、最後の最後に静安寺見学(いったときは金ぴかに改装中で趣きゼロに変身をとげるようでした・・・やぁねぇ)後にちょっとこじゃれた一角にいい店があった。が、カードも使えず最終日なので手持ちの現金もなく両替可能な銀行もない中で同行Mさんに多大な迷惑を掛けながらモロモロ購入。PALだしリージョン違うし見れないのは分ってるけど、文化財保護(え〜)の為に「池袋ウエストゲートパーク」のDVDセットやら『Bayside Shake Down2』など。この店での一件で大変な苦労をかけてしまったMさんには今後頭があがらない・・・本当にありがとうございました&お疲れさまでした。

●ギリギリやべぇ〜などと叫びつつ、急いでチェックアウトを済ましてタクシーに荷物をぶっ込み、龍陽路駅まで移動。人生初のリニアモーターカーでの移動なのだ。

●最初はリニアモーターカー(磁浮列車)なんて別に興味ないしって思ってたのだが、いざ乗る段になるとワクワクするのな、人間って不思議、鉄ぢゃなくてもワクワクするのだ(笑)。浦東飛行場までは片道40元。チケット購入もスムーズに出来るし、なんといっても駅舎も何もかもきれいで良い。で、肝心の乗り心地はというと・・・あっという間過ぎてちょっとひとくちには語れない。最高速度時には結構ガタガタ揺れるしな。わいわい騒いでドキドキしているのは旅行者のみで、空港へ向かうビジネスマンは普通に新幹線並みの感ゼロっぷりだった。しかし車で40分かかるところを7分ぐらいで行っちゃうんだから便利だよな。でーも、せめて南京東路まで地下鉄の接続をさせて利便性をあげないと辛いかも。

●ということで今回は駆け足でざっくりの上海篇でした。次に中国に行くとしても上海はスキップでいいかな。雲南がいいかも。



リニアモーターカーの車窓から
ちょっと移動すれば良い感じに田舎の上海


★ リンク確認=2005.3.6 ★