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ブラインシュリンプの孵化方法

ここでは、各種魚種の稚魚、幼魚を飼育する上でもっとも効果的と思われるブラインシュリンプの孵化方法についての豆知識を紹介します。

ブラインシュリンプ

アメリカの塩田に集団発生する甲殻類で体長が1mm位と非常に小さなものです。一種の生餌で殆どの稚魚は好んで食べます。これがあれば、稚魚の飼育は問題ありません。他の粉状の稚魚用の餌はいりません。通常の粉状の餌を使った場合、稚魚の成長は、ブラインシュリンプを使用した時に比べ相当に劣ります

どうやって手にいれる

乾燥された卵がショップで売られていますので、購入してください。小瓶から大きな瓶(または袋)入りのものがありますが、結構、小瓶でも量がありますので、小さ目のものを買い、もし、不足したら買いたす位がいいです。保存状態が良ければ別ですが、通常、あまって時間が経つと孵化率が落ちてだめになります。

どうやって孵化させる

専用の孵化器が売られていますが、必要ありません。もっと、お安くいきましょう。

直径1.5cm位、長さ20cm位の試験管を2本、小型のスポイト1本を用意してください。試験管は、当然ですが、下が丸いものです

では、手順ですが、試験管に水槽の水を7分目位入れてください(別に、水槽の水でなくてもいいですがてっとり早い)。せいぜい15ccから20ccでしょうか。そこに小指の爪の半分くらいの量の塩(家庭用の塩)で結構。海水魚を飼育している人は最初から、海水で良い)を入れて良く振ってまぜて下さい。

この試験管を針金か何かで水槽に試験管の口に水が入らない程度につるしてください。要は、水温を保つためです。ブラインシュリンプの孵化温度は25度から30度位なので水槽につけておけば冬でも温度が保てると言うわけです。

なお、ブラインシュリンプの量は、稚魚の数、成長に合わせて変えてください。少量でも孵化すると結構の量になりますので、孵化し過ぎに注意してください。この試験管にエアポンプからチューブを引き、試験管の一番下まで届くようにしてください。そして、エアーをほんの少しだけ出してください。強くすると中身が外に噴出してしまいます。するとエアーによって、試験管の中で対流が発生し、ブラインシュリンプの卵が対流の流れに乗って回り出します。要はエアーで攪拌をする訳です。この攪拌を行わないとブラインシュリンプは孵化しません

目が回るのではないかなんて考えなくていいです。この状態で約1日置くと、うす茶色だった卵の殻にまじり、ピンク色(ほぼ透明)のブラインシュリンプが泳いでいるのが肉眼でも見れます。エア−チューブを抜くと孵化して残った殻は上に浮いていきます。ブラインシュリンプは基本的に泳ぎながら沈んでいきますが、効率良くとるために試験管の下の方に光があたるようにすると、ブラインシュリンプは光の方に集まります。これをスポイトで吸いだし、稚魚に与えてください。この時、塩分を含んだ水が淡水に入るのを嫌う人は、一度、絹などの目の細かい布でこして下さい。簡単に真水ですすいでも結構です。時間をかけず活きているうちに稚魚に与えてください。試験管に残ったブラインシュリンプはまた同じくエアーで攪拌しながら次の日用にとっておいてもいいですが、2日も経つと白くなり死んでしまいますので、余らないように徐々に量を調整し、孵化量のコツを掴んでください

試験管2本の意味は

試験管に少し残った場合、同じ方法で攪拌しておけばもう1日位もちます。しかし、1本の試験管で行っていた場合、何かの理由で次の日の分のブラインシュリンプが孵化しなかった場合、稚魚は絶食の羽目になります。また、朝晩に餌をあげることなどを考えると時間差をつけてブラインシュリンプを孵化させていくことがいいのです。これによって、何時も餌の準備ができていることになります。

ブラインシュリンプの孵化作業は毎日

先にも記述しましたが、ブラインシュリンプは長くは生きていません。よって、一度に孵化させて貯めておこうなどとは思わないで下さい。死んだものは白くなります。結構、1から2ヶ月続けることになりますので根気がいります。よって、なるべく早くに人工乾燥餌(栄養は非常に良い)に移れるようにブラインシュリンプと人工乾燥餌を少し成長した所で一緒に与えるようにして見てください。ブラインシュリンプで育てた個体は元気が良く成長も目覚しいものがあります。ただ、グッピーでもエンゼルでも一度で数十匹を育てることになりますので、成長した時のことを考え、成長不良の個体をかわいそうですが、間引きしていくことも考えないといけないでしょう。飼育上手になると匹数が増え、どんどん水槽の数が増えていくことになりますので要注意です。



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